Hulu、システムリニューアルに伴う不具合をお詫び、補填に利用チケット1000円など


 

オンライン動画配信サービス『Hulu (フールー)』の国内向けサービスを運営するHJホールディングスは2日、5月のシステムリニューアルにおいて、周知不足により視聴出来なくなったユーザーや、システム不具合によりコンテンツを視聴出来なくなったユーザーに対してのお詫びと補填内容を発表しました。

HJホールディングスはまず、視聴ができなくなった利用者に対して「心よりお詫び申し上げます」と謝罪した上で「お客様よりいただいた声を一つ一つ心に刻み、一日でも早く、皆様の信頼を回復できるように努めてまいります」とコメント。その上で、6月1日現在の状況について、以下のように説明しています。

Hulu、リニューアルに伴う不具合の現在の状況を説明

動画再生について

動画の再生に関しては、視聴環境改善のために配信システムへの対応を行い、継続して発生している不具合についても引き続き個別に順次確認・対応を実施していると発表しました。

字幕表示について

初期設定で字幕がオフになっていたところを、現在は初期設定で日本語字幕が表示されるように修正。Apple TV 版については現在対応中です。

対応機種の一部Androidモバイルアプリについて

対応機種でありながら視聴できない設定にされていた、一部 Android 端末については、コンテンツ保護の観点からそのような設定にしていたと説明。現在は設定を見直し、視聴可能なように変更しているとしています(Android 版の対応 OS は Android 4.4 以降)。

その他、今回の Hulu の大規模リニューアルに伴って発生している不具合と対応状況は、Hulu 公式によると5月30日現在で以下のようになっています。一刻も早く快適に視聴できる環境とするよう、全力で対応しているとしています。

事象原因対応状況
動画再生が途中で止まる、画質が荒くなるクラウドサービス上のトラブル一次対応済み
さらなるシステム強化策の対応中
Chromecast(第1世代)の一部において動画が表示できないコンテンツ保護機能の設定一次対応済み
さらなる修正対応中
字幕が表示されない初期設定で字幕がオフになっていた初期設定の日本語字幕オンに修正済
※AppleTVは現在対応中
対応機種の一部Androidモバイルでアプリが動かないコンテンツ保護機能の設定により、本来動くべき一部の機器が動かない設定になっていた一部該当機器は修正済
一部のFireTV Stickでアプリが停止するプログラム内の設定不具合プログラム修正済
Webサイトのコンテンツ表示が遅いコンテンツを読み込むプログラムの仕様一次対応済み
さらなる修正対応中

補填について

今回の視聴不可やシステム不具合に関してのお詫びとして、Hulu は、Hulu を1ヶ月間視聴できる「Huluチケット(1ヶ月分/1,007円)」または「Amazonギフト券(1,000円分)」、もしくは「iTunesコード(1,000円分)」を提供すると発表。

以下のいずれか1点です。

  • Hulu チケット:1ヶ月分/1007円
  • Amazon ギフト券:1000円分
  • iTunes コード:1000円分

対象となるユーザー

補填の対象となるのは、2017年5月17日0時から5月31日11時59分の間に、有料・無料トライアル期間を問わず Hulu 会員だった方のうち、コンテンツ視聴に際して不自由を感じた方。現時点でサービスを退会していても、期間中に Hulu 会員だった場合は対象となります。

退会済みの方は6月中旬頃にメールで連絡予定。

現会員向けの申し込みページの開設は「7月中旬」が予定。スケジュールとしては、申込み専用ページが開設される7月中旬より7月末までにかけて申込みを受け付け、「8月上旬」に、登録メールアドレスへチケット等を送付する流れとなるようです。

スケジュール

7月中旬:申し込み専用ページ開設
7月中旬〜下旬:受付期間(チケット等を送付するメールアドレスの登録が必要)
7月下旬:受付締め切り
8月上旬:登録いメールアドレスにチケット等を送付

具体的な日時が決定次第、登録メールアドレスや Hulu 内のニュース、およびインフォメーション、公式 Twitter、Facebook にて発表するとのこと。

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