ゲームキューブからWii Uまで3世代続いたディスクドライブを止め、「ゲームカード」と呼ばれる小さく薄いカートリッジを採用しているNintendo Switch (ニンテンドースイッチ)。
光ディスクではなくニンテンドーDSやニンテンドー3DSに近い形状のゲームカードになったので、ゲームのセーブデータもゲームカードに保存されるのかなと思いがちですが、Switchソフトの仕様はDSや3DSのときとは異なります。Switchソフトのセーブデータは、本体保存メモリーに保存されます。
Nintendo Switch ソフトのセーブデータが保存される場所
Nintendo Switchには32GB(システム領域などを除いた実質的な保存容量は25GB程度)の本体保存メモリーが搭載されています。ここにゲームソフトのセーブデータを含め、スクリーンショットや動画、追加コンテンツ、ダウンロード版ソフトのゲームデータなどが保存されます。
本体 | microSD | ゲームカード | |
---|---|---|---|
ダウンロードソフト | ● | ● | |
セーブデータ | ● | ||
ソフト関連データ (DLC・更新データなど) | ● | ● | |
写真・動画 | ● | ● |
32GBの保存容量は十分大きいとは言えず、カード入れ替えの手間がないダウンロード版を購入したり、追加コンテンツを購入したり、アップデートを適用したりなど、Switchソフトを遊んでいれば、遅かれ早かれ容量不足を感じると思います。
Switchでは保存容量を増やす手段として、microSDカードを使います。その他の機器、USBフラッシュメモリーやUSB外付ハードディスクは使用できません。
ただmicroSDカードで空き容量を増やした後でも、セーブデータをmicroSDカードへ移すことができず、必ず本体保存メモリーに保存されます。ダウンロード版ソフトのセーブデータも、microSDカードではなく、本体保存メモリーに保存されます。
「セーブデータお預かり」で大事なセーブデータをバックアップ
自分がそのゲームを遊んだ大切な記録が残るセーブデータ。万が一Nintendo Switch本体が故障・破損などしたら、本体保存メモリーから移動できないセーブデータにも影響が及ぶ可能性があります。
万が一の際の備えとして用意されているのが、Nintendo Switch Online(有料)の「セーブデータお預かり」機能です。
「Nintendo Switch Online」は、Nintendo Switchのオンラインプレイなどをより快適に利用できるよう開始された有料サービスです。
「セーブデータお預かり」機能は加入すると利用できるサービスの1つで、サービスに加入している間は、対応ソフトのセーブデータをインターネットを通じて自動的にバックアップしてもらえます。
「セーブデータお預かり」機能は、Nintendo Switch Onlineサービスの1つであるため、Nintendo Switch Onlineの加入期間が終了すると「セーブデータお預かり」に保管していたセーブデータは使用できなくなります。ただし180日以内にサービスへ再加入した場合は、あらためてバックアップを使用できるようになります。