2014年に遊んで面白かった任天堂プラットフォーム(Wii U, Nintendo 3DS)のソフト3本です。
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ドンキーコング トロピカルフリーズ
横スクロールアクションの『ドンキーコング』シリーズ最新作。前作『リターンズ』でやり残したことがあるとして製作されただけあって、カメラの視点を動かす演出や、ネタの使い回しの少ない進むたびに新しいステージ、SFC『スーパードンキーコング』シリーズのコンポーザーだったデビッド・ワイズ氏が復帰するなど、ゴージャスな作り。ただし難易度はいつも通りの高さ。
Wii UらしいGamePad活用が無かったことや、続編ものが陥りがちなクドさを感じるところが難点。ロード時間も若干気になるところ。
マリオカート8
『F-ZERO』シリーズの反重力を取り込んだ『マリオカート』シリーズ最新作。反重力要素が加わったことで、コースはこれまで以上の立体的なデザインが実現。対戦バランスはより走行スキル重視に。DLCによって、ついにマリオファミリー以外のキャラクターが参戦(ゼルダの伝説からリンク、どうぶつの森からしずえとむらびと)。
グランプリ等でのタイム表示が今回も復活しなかったり、バトル専用コースが削除されてしまっている点、VSルールの自由度の低さはマイナス点。MKTVももっと多彩にカスタマイズしたいところ。
進め!キノピオ隊長
『スーパーマリオ 3Dワールド』で好評を博した、キノピオ隊長のパズスルテージが独立。万年アシスタント役だったキノピオがついに主役に抜擢。キノピオやキノピコはもちろん、登場キャラクターや世界はとてもキュートなデザインとユルい雰囲気でプレイヤーを楽しませてくれるし、制限時間がなくパズルの攻略に集中できる点が好印象。クリアを目指すだけなら難易度は低め(一部お題は結構厳しい)。
2014年は他プラットフォームも含め、移行期にあるからなのかこれぞという決定的なタイトルに乏しかった印象。Wii Uも『マリオカート8』と『大乱闘スマッシュブラザーズ for Wii U』というマルチプレイが盛り上がる2大キラータイトルが発売されましたが、2013年よりも熱量は少なかったように感じます。2015年のWii Uは過去2年よりも多彩なジャンルのソフトが登場予定で、これまでで最も充実した1年となる見込み。順調に発売されることを期待。