E3 2013の第一報の段階で、それまでの任天堂Wii Uソフトとは一線を画したクオリティを予感させたWii U『マリオカート8』。先日公開された4月の最新トレーラーでは、さらに磨きがかかったビジュアルを見せてくれていますが、その仕上がりに、Wii Uのポテンシャルを示す事が出来たと制作陣も自信を見せています。
「僕たちにとって初めてのHDゲーム開発経験で、だからこそフルにそれを活用したいと考えていました」
今作でもプロデューサーを務める紺野秀樹氏は、ラウンドテーブルのインタビューでGameSpotにコメントしています。
「シリーズが据置ゲーム機向けに発売された最後のタイトルは『マリオカートWii』ですから、2008年のことなので、約6年前になります。この6年の間に、僕たちは開発プロセスの中で多くのテクノロジーを組み入れる事が、特にグラフィックス面において可能になりました。ですから今回、チームはこの見た目に美しいゲームの開発に非常に力を入れていまして、『マリオカート8』は、実際とても綺麗なゲームです」
『マリオカートWii』では、マルチプレイの画面分割時にフレームレートの低下に悩まされる事もありましたが、『8』ではWii Uの性能によって対戦の画面分割時にも高品質なグラフィックを維持。
また、Wii Uの性能は細部にも影響を与え、これまで以上に豊かなキャラクターアニメーションであったり、カートやバイクの動き、タイヤの汚れが表現され、コース上にもスキッドマーク(タイヤのスリップ痕)が残ります。
「僕たちはまた、これまでにないカートやバイクの挙動をお見せできるようになりました。接地面であったり、タイヤの汚れであったり、コース上に残されるスキッドマークであったり、描画性能を上手く利用出来たと感じています」
「Wii Uの性能によって、僕らがこれだと思う『マリオカート』を作る事ができましたし、『8』を作る上で完ぺきな仕事をしてくれたと感じています」
ディレクターの矢吹光佑氏はコメントしています。
ゴージャスなビジュアルも魅力的なWii U『マリオカート8』は5月29日に国内リリース予定です。