『メトロイドプライム』シリーズをはじめ、『ドンキーコング リターンズ/トロピカルフリーズ』を開発する任天堂の最も重要な開発拠点の1つレトロスタジオが、SPD(企画開発本部)とだけでなく、将来的にEAD(情報開発本部)に関わっていく可能性があることを、任天堂の田邊賢輔氏やレトロスタジオの社長兼CEOのMichael Kelbaugh氏がコメントしています。


2人のインタビューは英Official Nintendo Magazineに掲載されたもので、任天堂とレトロスタジオが物理的な距離を超えて密な関係を築いていることや、今後への期待など、非常に興味深いものとなっています。

「田邊さんやSPD(企画開発本部)の彼のチームは、我々の主要な接点です。レトロスタジオで開発したゲームは、レトロスタジオのメンバーやSPD、その他任天堂ファミリー会社間のコラボレーションによるものです。それは世界各国からのメンバーで構成される共生関係です。我々は、そんな才能あるチームと共に仕事ができていることを、とても誇りに思っています。

我々は3DS『マリオカート7』に取り組んでいたとき、同時に『ドンキーコング トロピカルフリーズ』にも取り組んでいました。チームの一部は紺野さんのグループのアセット作成に取り組み、マリオカートチームと残る我々のチームは、田邊さんとSPDと合同で『トロピカルフリーズ』の開発を進めていました」

Kelbaugh氏は、任天堂と共同開発を行った『マリオカート7』の開発経験を例に挙げ、任天堂と良好な関係を築けているとコメント。

また、レトロ開発タイトルでプロデューサーを務める任天堂の田邊賢輔氏は、彼らを非常に高く評価していて、将来的には宮本茂氏率いる情報開発本部タイトルに関わっていく事もあるのではないかと、現行の開発スタイル維持を期待する一方で、任天堂のより重要な開発拠点となることにも期待しています。

「僕たちはレトロスタジオを任天堂ファミリーの1つと考えていますし、彼らを非常に有能な開発スタジオだと見ています。任天堂の開発チームとして、レトロはSPDと仕事を行っていくだけでなく、京都チームとも仕事をするようになるでしょう。今後、宮本さん直轄のタイトルを開発することもあるかもしれません。

とはいえ、レトロスタジオに割り当てられたSPDチームは、1つのチームとして彼らと仕事をしていて、『マリオカート7』で、例えばSPDスタッフがコーディネーターとして関わったこのスタイルが続いていく事を僕は期待しています。

というのも、異なる言語や文化からなる両者が任天堂のゲーム開発哲学の下で一体になると、とても興味深く刺激的な化学反応が起こり、驚くべきアイデアが結果として表れるからなんです」

Kelbaugh氏が、レトロはまだ大型プロジェクトを複数抱えられる規模ではないと話す一方で、宮本氏は以前「レトロスタジオは同時に複数のプロジェクトを抱えられるスタジオ」に成長したとコメントしており、『ドンキーコング トロピカルフリーズ』とは異なるプロジェクトが進行中であることをほのめかしていました。

レトロスタジオはまた、Wii U『ゼルダの伝説』最新作にも一部開発協力。『マリオカート7』のように、自分たちのタイトル開発の他にも、任天堂タイトルに関わるなど関係を深めています。

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