ホームコンソール「Wii U」で、タブレット端末のようなタッチスクリーン付きのコントローラ「Wii U GamePad」を提案した任天堂ですが、本体側に主要機能を持つGamePadではなく、一般的な意味でのタブレットデバイスを試作し、テストを進めていることが明らかになりました。
一連の情報は、任天堂アメリカのソフトウェア・エンジニアだというNando Monterazo氏がツイートしたもので、タブレットデバイスを用いて子供達の間でシェアされる教育ソフトウェアの通信環境のテストが行われているとのこと。試作タブレットは、現在はAndroid環境で作業が進められていますが、最終的にはUnix・C/C++環境に変更した意向だそう。
この任天堂タブレット、任天堂キャラクターこそ出てくるものの、従来の任天堂ゲームが遊べるわけではなく、あくまで学校向けの子供用教育ソフトウェアにフォーカスして開発が進められている。ということです。
最近ではタブレット端末を活用する教育環境のデジタル化が整備されつつありますし、特にアメリカではiPadなどタブレットの導入が急速に進んでいます。任天堂タブレットが実現すれば、教育面から日常的に任天堂キャラクターに触れることになりますし、面白い施策ではないかなと思いますね。
その昔、『ドンキーコングJR.の算数遊び』や『ポパイの英語遊び』というソフトもリリースしていた任天堂(ドンキーはWii VCで配信中)。ニンテンドーDSではタッチジェネレーション関連で教育・知育ソフトが盛り上がりを見せていましたが、今度は本格的に教育タブレット・ソフト市場に参入することになるのでしょうか。