ニンテンドー3DSの、2012年9月末時点でのネットワーク接続率が、日本とアメリカにおいて80%強という非常に高い数字となっていることが、任天堂の第2四半期決算説明会の社長説明から明らかになりました。
岩田社長の説明によれば、ニンテンドー3DSのネットワーク接続率は、9月末時点のデータにおいて1年前と比較して約10%上昇し、世界全体では72%に。中でも日米の接続率が高く、共に80%を超えており、現在さらに上昇を続けているそうです。
日米で高い数字となっている理由として岩田社長は、「ニンテンドーゾーン」の充実度や、インターネットに接続することでの利点を口コミで教え合える段階にあることを挙げています。ニンテンドーダイレクトの閲覧も、放送後はニンテンドーeショップ経由が最も多いとのこと。
バンナムの鵜之澤副社長がCESA会長就任祝いで教えてもらったというデータでは、日本の接続率は「75%」でした。それ以前、4月の岩田社長の説明では「日米市場で70%強、欧州で約50%」という話だったので、ハード売上を伸ばしながら接続者数も増加している様子がわかります。
またネット接続率の向上やダウンロード版販売の開始によって、デジタルコンテンツの売上も前年比5割増と、過去のピークだった2009年に近い水準になっていると説明されています。Wii Uでも発売直後からダウンロード版販売などが開始されるので、売上はさらに本格的に伸びていくことになりそうです。
またパッケージタイトルのダウンロード版の購入比率についても言及があり、販売本数のうち3~10%がダウンロード版を購入しているとのこと。最大では15%にも達しているソフトもあるそうで(鬼トレ?)、岩田社長は「新たな試みとして順調なスタートが切れたと受け止めています」とコメントしています。