27日に行われた任天堂の第3四半期決算説明会において、岩田社長は任天堂が行う追加コンテンツ配信やダウンロード販売について、改めてスタンスを語りました。
任天堂が扱う追加コンテンツ配信はどうあるべきか、岩田社長が語る場面は過去にも何度かありました。それでも理解されないまま報道されてしまう場面が多々あり(どうしてもソーシャルゲー的なアイテム課金の流れに持っていきたいみたいですね)、本腰を入れてデジタルビジネスを拡大していくにあたって、再度周知する形となりました。
追加コンテンツ配信対応についてお話ししますと、「ソーシャルゲームのような」という形容詞とともに報道されることが多いのですが、ソフトメーカーとしての任天堂は、どんなアイテムが出るかがわからず、いいアイテムが出るまで、何度もお金を支払って、それがいつの間にか巨額になっているというようなビジネスは志向しておりません。
ソフトメーカーとしての私たち任天堂は、パッケージソフトは、それだけでもあくまで追加コンテンツなしで完結してご満足いただけるような形で販売されるのが前提であるべきだと考えており、追加コンテンツは、気に入ったソフトで、さらに突っ込んで長期間楽しんでいただくための仕組みとしてご提案した方が、みなさまにご安心いただけるのではないかと考えています。
任天堂のスタンスは以前と変わりません。任天堂のソフトはパッケージ単体で完結し、ユーザーが満足できることが大前提で、その上で気に入ったソフトに対してはより深く遊べる仕組みとして「追加コンテンツ配信」があると。ただしあくまで任天堂ソフトに限った話なので、他社から発売されるソフトに関してこの限りではありません。
任天堂の追加コンテンツ対応ソフト第1弾は『とびだすプリクラ☆キラデコレボリューション』で、近日中に配信が開始される予定です。第2弾以降の対応ソフトは現時点では不明ですが、追加クエストやステージ等DLCがあると嬉しいソフトは多数ありますね。