『FF』シリーズ生みの親、フランチャイズには戻らない。『ブルードラゴン』や『ロスオデ』の移植にも関心がない


Blue Dragon: Awakened Shadow (ブルードラゴン 異界の巨獣)

 

『ファイナルファンタジー』シリーズの生みの親、坂口博信氏がプロデュースするミストウォーカーのRPG『FANTASIAN』(ファンタジアン)が、『FANTASIAN Neo Dimension』(ファンタジアン ネオ ディメンジョン)としてスクウェア・エニックスのパブリッシングにより家庭用ゲーム機へ移植。

2024年冬に Nintendo Switch / PlayStation 5 / PlayStation 4 / Xbox Series X|S / Steam で発売されます。

スクエニと坂口氏の距離が再び近づき、坂口氏の次の一手は。

FFや旧作ではなく、新作を向いている

スクエニと新たな関係を築いたにも関わらず、坂口氏は『ファイナルファンタジー』シリーズに関与するつもりはないようです。理由のひとつとして自身が今や「クリエイターではなく消費者に転向したため」だといいます。

「もし再び『ファイナルファンタジー』ブランドを手がけるようになれば、『ファイナルファンタジーXIV』を純粋に楽しめるかどうかわかりません」

坂口氏はまた『ロストオデッセイ』や『ブルードラゴン』といった旧作を、現行プラットフォームへ移植することには興味がないと語ります。その一方で、サービス終了により現在はプレイできなくなっているモバイルゲーム『テラバトル』に関しては、復活させる方法を見つけたいと考えているようです。

坂口氏が『FF』シリーズや自身の過去タイトルに関わることはなさそうですが、ミストウォーカーでは新作が動いています。2023年にも新作に向けたシナリオの執筆を開始したと話していた坂口氏。その内容は“ダークファンタジー”になる予定だといい、ミストウォーカーもまた “Fantasian Dark Edge” という商標を出願しています。しかし具体的な情報はまだ伏せられています。「今はまだ、新しいものと呼んでおきましょう」

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