任天堂、次世代機の転売対策はどうする?「需要を満たせる数をしっかりと生産」+「各地域で何らかの対策を検討」


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発売開始からしばらくの間、入手困難な状態が続いた Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)。いわゆる転売ヤーの存在も、消費者が正規ルートで購入できない、品不足が長引く一因となりました。

この先 Nintendo Switch の後継機種が発売されますが、任天堂は次世代機でどのような転売対策を考えているのでしょうか。

お客様の需要を満たせる数をしっかりと生産することが最重要

2023年の株主総会でも、新ハード発売時の転売対策で最も重要なことは「需要を満たせる数量を生産および出荷すること」だと語っていた古川俊太郎社長。

1年経ちましたが、この考えに変わりはないようです。またその他にも各地域の事情を踏まえ、法令の許す範囲で何らかの対策ができないか検討を進めているところだとのこと。

まずは自社でしっかり生産・出荷できる体制を整えること。そのうえで、さらに地域ごとに対策を考えているようです。

Nintendo Switchの後継機種の転売対策について聞きたい。昨年の株主総会で、ハードウェアの生産量を十分に確保することによって転売対策を行うと話していたが、対策は進んでいるのか。

という質問を受けた任天堂の古川俊太郎社長は次のように回答しています。需要を満たせる数量を用意することが最重要であるとの考えなど、基本的には前回と変わりません。一時期のような半導体の問題も、今は起きてないようです。

古川: 転売への対策として、お客様の需要を満たせる数をしっかりと生産することが最重要だと考えており、昨年からこの考えは変わりません。それ以外にも、各地域の事情を踏まえて、法令の許す範囲で何らかの対策ができないか検討を進めています。 なお、昨年や一昨年において、半導体部品の不足のために十分な数量のNintendo Switchのハードウェア生産ができないことがございましたが、現在はそうした状況は解消されています。後継機種においても、現時点では部材の不足等が生産に大きな影響を与えるとは考えていません。

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