【比較】『ペーパーマリオRPG』がNintendo Switchでリメイク、GC版との違いや追加要素は


ペーパーマリオRPG for Nintendo Switch

 

以前噂になっていた、Nintendo Switch 向けに『ペーパーマリオRPG』のリマスター版が準備中であるという話。任天堂から正式に Nintendo Switch 版が発表されました。嬉しいことにリマスターではなくリメイク版として登場(日本の任天堂公式では「本作は2004年に発売されたニンテンドー ゲームキューブソフト『ペーパーマリオRPG』をもとに、グラフィックや遊びやすさを向上させたソフトです」と紹介されています)。

発売日は2024年5月23日。

ペラペラな紙の世界で起こるリファインされた冒険を、スイッチで楽しむことができます。

ニンテンドースイッチで20年ぶりに復活する『ペーパーマリオRPG』ですが、GCで発売されたオリジナル版との違いは?またどのような進化を遂げているのでしょうか。

『ペーパーマリオRPG』がニンテンドースイッチに登場

『ペーパーマリオRPG』は 2004 年にニンテンドーゲームキューブで発売されたアクションRPG。登場キャラクターや世界、パズルのアイデアも紙からできている “ペーパーマリオ” シリーズの第 2 弾です。

「宝探しを手伝ってほしい」というピーチ姫からの手紙を受け取り、「ゴロツキタウン」へやってきたマリオ。しかし、ピーチ姫の姿は見当たりません。ピーチ姫の手がかりを求め、街で宝の研究をするフランクリ先生を訪れたマリオは、「1000年のトビラ」が宝へとつながること、そしてトビラを開くには7つの「スターストーン」がいることを聞きます。宝を追えばピーチ姫に会えるはず、と考えたマリオは、街で出会ったクリスチーヌとともに、スターストーンを探すべく紙の世界の冒険に出かけます。また、どうやらマリオだけでなく、クッパもピーチ姫を探しているようで……

ゲームキューブ版との比較

オリジナルのゲームキューブ版『ペーパーマリオRPG』との比較映像。

スイッチのリメイク版は基本はオリジナル準拠ながら画面が4:3から16:9となり描写範囲が広くなっているほか、新たなCGモデルが使われていたりライティングが強化されているなど、単純にゲームキューブ版を高解像度化しただけにとどまらない進化を見せています。

Nintendo Switch版のパフォーマンス

20年の時を経て Nintendo Switch で生まれ変わった『ペーパーマリオRPG』。オーバーホールされたリメイク版の、そのパフォーマンスはいかほど。

豊かなシャドウや光沢などが加わった紙の世界は鮮やかにアップグレードされ、テクスチャやUIも作り直されました。

ネイティブ解像度はTVモード時に1600×900(900p)、携帯モード時は1138×640に低下します。ちなみにGC版は480p。フレームレートはリメイク版は固定30fps。GC版は60fpsだったので、この点でいえば逆行する形となりました。ビジュアル面での大幅な向上のためフレームレートは犠牲に。オリジナル版の印象が強く残っていると、バトルシーンなどでちょっと手触りが変わってくるかもしれません。

サウンドギャラリー / アートギャラリー

フィールドに隠された「ほしのかけら」や「シャイン」を集めることで、ギャラリーが開放。アートギャラリーでコンセプトアートなどを見たり、サウンドギャラリーでゲーム内BGMを聴くことができます。

フィールドの探索しがいがあります。

ゆうぎ場

ゴロツキタウンにあるゆうぎ場では、ゲームに挑戦してメダルを獲得。景品と交換できます。絵合わせやマリオの変身を使ったミニゲームで遊べます。冒険の息抜きに。

100階ダンジョン

ダンジョンの地下100階を目指して各階に立ちはだかる敵と次々と戦う「100階ダンジョン」。地下深く潜っていくと役立つアイテムを入手できることも。一方、強力な敵がひそんでいることも。

2つのマリオRPGがスイッチで復活

『ペーパーマリオ』は『スーパーマリオRPG』の続編として企画が立ち上がったシリーズでもあり、2023年11月に『スーパーマリオRPG』、2024年に『ペーパーマリオRPG』と近い時期にマリオの RPG シリーズのリメイクがスイッチに並ぶこととなります。

マリオRPGの源流 2 タイトルの発売時期が近いのは偶然か、あるいは何か意図があるのか。しばらく新作がなく、休眠状態にあるマリオRPGの新シリーズ立ち上げを示唆しているのかどうか。

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