ゲームやカードゲーム、アニメをはじめ様々な分野で世界的な人気を誇る『ポケットモンスター』。8月11〜13日にパシフィコ横浜で開催された公式世界大会「ポケモンワールドチャンピオンシップス2023(WCS2023)」も大盛況だったようですが、ポケモンのグローバル人気を示すように、消費財・ライセンス調査会社 License Global からポケモン関連商品の売上高が公開されています。
毎年発表されている「トップ・グローバル・ライセンサー」レポート2023年版によると、株式会社ポケモン(The Pokémon Company)は 2022 年、ライセンス商品で 116 億ドル(約1.7兆円)を販売しました。
ライセンス商品の売上にはゲーム、玩具、アパレル・アクセサリー、デザイナーとのコラボ、インテリア、出版その他商品が含まれます。ポケモンの売上は 2021 年は 85 億ドルだったので2022 年は36.5%増加したことに。これによりポケモンはブランド成長率で第 2 位にランクインしました。
2022年はシリーズ本編の完全新作『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』および意欲的な新作『Pokémon LEGENDS アルセウス』が発売。22年末までに『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』は2,000万本、『Pokémon LEGENDS アルセウス』は1,400万本を超える大ヒットを記録しています。
License Globalはまた、新作アニメ『ポケットモンスター』(Pokémon Horizons: The Series)も好影響だったと指摘。新シリーズは日本では、4月アメリカでは7月より放送されています。
ポケモンは Global Licensors of 2023 で報告された 84 ブランドのうち 5 位にランクイン。トップ 10 内唯一のゲーム発企業、唯一の日本企業でした。またポケモンはポケモン IP のみでこのポジションに位置しています。
617億ドルを叩き出したディズニーをはじめとするトップ10は以下の通り。
- ウォルト・ディズニー・カンパニー – 617億ドル
- ドットダッシュ・メレディス – 315億ドル (※)
- オーセンティック・ブランズ・グループ – 241億ドル (※)
- ワーナー・ブラザース・ディスカバリー – 158億ドル
- ポケモン(The Pokémon Company) – 116億ドル
- ハズブロ – 115億ドル (※)
- NBCユニバーサル・プロダクツ&エクスペリエンス – 105億ドル
- マテル – 80億ドル (※)
- ブルースター・アライアンス – 75億ドル
- WHPグローバル – 67億ドル
※は推定値