任天堂ヨーロッパ(Nintendo of Europe, NoE)はシニア・マネジメントチームに新たに Tom Enoki(榎木奨)氏を迎えたと発表しました。榎木氏は以前、任天堂オーストラリアで社長を務めていた人物。オーストラリア社長時代には、ニンテンドーダイレクトに登場したことも。
発表によると榎木氏は7月16日付で NoE のシニア・マネジメントチームに加入。シニア・マネジメント・ディレクター兼経営企画室長を担当しています。これまで同ポジションを務めていた Luciano Pereña 氏と Laurent Fischer 氏はそれぞれ、CFO(Chief Financial Officer、最高財務責任者)と CMO(Chief Marketing Officer、最高マーケティング責任者)に就き、榎木氏とともに引き続き NoE の現社長 Stephan Bole 氏を支えていくということです。
榎木氏の NoE 加入にともなって、NoE の会長兼 CEO を努めていた三宅浩二氏は京都に復帰。帰国後は経営統括本部副本部長に就いているようで、8月3日に発表された2023年3月期第1四半期決算短信にも名前が載っています。
NoE 社長の Stephan Bole 氏は次のようにコメントしています。
「ユニークなエンターテインメント体験を通じて人々に笑顔を届けるというミッションのもと、任天堂ヨーロッパの運営体制は欧州におけるあらゆる課題に対応し、お客様に驚きを提供するために十分に備わっています。今回、榎木氏を NoE のシニアマネジメントチームに迎えました。三宅氏の欧州での貢献には大変感謝しています。そして今後もともに進んでいけることを楽しみにしています」