任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」向けの有料オンラインサービス「Nintendo Switch Online」に、アマゾンウェブサービス(AWS)が採用されていることが明らかになりました。アマゾン ウェブ サービス ジャパンが発表しました。
発表によると AWS は、2011年から任天堂に採用。前世代の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」や据置型ゲーム機「Wii U」のオンライン機能においても活用されてきました。
2017年発売の Nintendo Switch でも引き続き採用され、プッシュ通知をはじめ、ゲームをダウンロードできるニンテンドーeショップなど様々な機能で活用されています。そしてこれまでの実績が考慮され、「Nintendo Switch Online」にも AWS が採用。オンラインプレイやセーブデータお預かり、スマホ向けアプリなど、世界2,600万人を超える会員が利用するサービスを支えています。
任天堂は、クラウド向けに構築された MySQL に対応したリレーショナルデータベース「Amazon Aurora」とコンピューティングエンジン「AWS Fargate」を利用。フルマネージド型のコンテナオーケストレーションサービス「Amazon Elastic Container Service(ECS)」でサーバーレスコンピューティングを実現しているということです。また AWS により、オンラインプレイに対応したタイトルのヒットを契機として、飛躍的に伸びた会員数にも対応が可能となりました。
任天堂の担当者は次のようにコメントしています。
「ネットワークを利用した機能やゲームが増加しており、当社のプラットフォームのネットワーク機能を需要の変化に合わせて容易にスケールアップ・ダウンできることは、重要な要素となります。今回、『Nintendo Switch Online』の様々な機能をAWS上に構築することで、需要拡大に容易に対応できています」
アマゾン ウェブ サービス ジャパンの代表取締役社長、長崎忠雄氏は次のように述べています。
「世界中で愛されるゲームを次々とリリースする任天堂様のゲームを支える技術として、AWSを選んでいただいたことを、うれしく思います。任天堂様は、テクノロジーがどのように世界のエンターテインメントを向上できるかについて、素晴らしいビジョンを掲げており、このビジョンを実現していただけるよう、当社の革新的な新サービスを通して、引き続き支援してまいります。」
Nintendo Switch Online について
Nintendo Switch Online は、Nintendo Switchのゲームプレイをより楽しく便利にする有料のオンラインサービスです。
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加入すると、対応ソフトでオンラインプレイを楽しめるようになるほか、セーブデータのクラウドセーブ(セーブデータお預かり)やスマートフォン向けアプリなどが利用可能に。また『ファミリーコンピュータ & スーパーファミコン Nintendo Switch Online』や『テトリス99』、『スーパーマリオブラザーズ35』(2021年3月までの限定)といった特典ソフトも提供されています。「ファミリーコンピュータ コントローラー」や「スーパーファミコン コントローラー」「ニンテンドーカタログチケット」といった加入者限定商品も。