“COMMUNICATION IS CRITICAL(コミュニケーションは重要)” を掲げ、オンラインゲームのコミュニケーションプラットフォームを提供するVivoxは2月5日、Nintendo Switch ソフトにテキストチャットやボイスチャットを追加するためのSDK「Software Development Kit(ソフトウェア開発キット)」のリリースを発表しました。
SDKが提供されることにより、ソフトメーカーの開発者は、Vivoxの技術をオンラインマルチプレイに活用することができます。任天堂独自のオンラインアーキテクチャにはオンラインボイスチャット機能が含まれていないため、Vivoxの技術を使えるようになることはとても有用だそう。
Vivoxの技術はたとえばEpic Gamesの人気ゲーム『フォートナイト』で活用されています。Hi-Rez Studioも『Paladins』や『Smite』のボイスチャットで採用。全体では世界125以上の大手ゲームを統合し、現在Vivoxのプラットフォームには毎1億人以上のユーザーがいます。またクロスプラットフォームでのゲームプレイもサポートしています。
Vivoxの担当者によると、同社はNintendo Switchの全デベロッパーが利用できるよう、任天堂と数ヶ月かけて話し合いを続けてきたのだそう。そして今回、提供が実現しました。
「僕らは常に、自分たちのサービスをより多くのデベロッパーへ拡大できるよう取り組んでいます。そしてNintendo Switchは明らかに、ユーザーやそれに開発者にとって、確かなオンラインゲームプラットフォームとなりました。Switchユーザーへ最高のボイスチャット体験を提供する製品をお届けしたいと僕らは考えてきましたし、そこへ向けて注力してきたんです」