2017年3月3日、据置型ゲーム機向けのゼルダシリーズ最新作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が、2011年11月に Wii で発売された『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』以来に発売されます。

Wii U と新型ゲーム機「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」に対応し、スイッチでは発売日にいきなりそのハード初のゼルダが見参となりますが、据置では1ハード1タイトルになりがちなゼルダを、スイッチで複数タイトル見ることはできるでしょうか。

ブレス オブ ザ ワイルドは、スイッチの新しい機能をすべて使えてはいない

任天堂でゼルダの伝説シリーズ総合プロデューサーを務める青沼英二氏は、IGN のインタビューに応じ、『ブレス オブ ザ ワイルド (BotW)』とはまた異なるゼルダタイトルが、将来的にスイッチでリリースされる可能性を示唆しました。

青沼氏は『BotW』について「Nintendo Switch の新しい機能を完全に使えてはいないんです」とコメント。「ですから、スイッチでまた別のゼルダを出す可能性はあるかもしれません」と続けました。

任天堂はニンテンドースイッチ版の『ゼルダの伝説 BotW』について、Wii U 版と同じ体験を出来るように開発。そのため、ニンテンドースイッチ版は新たに搭載されている機能、たとえば「HD振動」は使われていません。一方で Wii U 版も、スイッチ版と同一の体験とするため、テレビと2画面になる「Wii U GamePad」を活用するシステムは搭載されていません。

スイッチ版とWii U版の違い

ゲーム内容や物語といった、体験できる内容はどちらの機種を選んでも同じ。定価も7538円(税込)で同じです。

では完全に同じかというとそうではなく、ニンテンドースイッチ版版の方は画質や音質が向上するなど、ハードの性能アップの恩恵を受けています。

コントローラーに画面がついているという点では似ているニンテンドースイッチとWii U。ですが、Wii U はあくまで本体からデータが送信されているのに対して、スイッチは画面がついたタブレットのような端末そのものが本体。そのため、スイッチ版はテレビから完全に離れた場所で遊ぶこともできます。

次のゼルダはどんな作品になる?

かつてない広大なオープンワールド(オープンエア)で描かれる『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』が完成したばかりということもあり、次のゼルダがどういった作品になるか、青沼氏の頭の中ではまだクリアになっていないようす。

次回作の構想について青沼氏は「ゼルダのゲームプレイの中核要素は変わらないと思っています。主人公の成長があって、冒険の途中で出会うキャラクターたちがいて、キャラクターの成長につれて新しいことを学びます。そうした要素はこれからも維持していくでしょうし、それを念頭に置いた上で、さてどのように広げていけるかなと考えているところです」とコメント。

任天堂は『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の制作にあたって「ゼルダの当たり前を見直す」という大きなテーマを掲げており、そのテーマの1つに「一人で黙々と遊ぶ」の見直しがありました。

最終的に『BotW』にマルチプレイが実装されることはありませんでしたが、『4つの剣+』や『トライフォース3銃士』、『神々のトライフォース2』のすれちがい要素、『風のタクトHD』のMiiverse連携など、マルチプレイゼルダの実験は続けられています。

なお、『ゼルダの伝説』の生みの親で、現在はクリエイティブフェロー職に就く宮本茂氏は「青沼さんはゼルダシリーズのプロデューサーですから、もし僕たちが新作を作らないとなると、彼は失業してしまいます。それがまた別のゼルダを作るモチベーションになるでしょう」とジョーク交じりにコメントしています。

「会社として、任天堂は新ハードを発売するたびに、主要フランチャイズの本編シリーズを発売しています。ですから、任天堂がまた別のハードを発売すれば、そのときはまた新しいゼルダをお目にかけます」

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
メーカー: 任天堂
発売日: 2017-03-03

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