任天堂キャラクターの映像化を望む声は多くあり、将来のどこかの時点でそれを見ることができるかもしれません。『スーパーマリオ』のアニメーション映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(The Super Mario Bros. Movie)を共同制作した任天堂とイルミネーションのパートナーシップは、今後も継続することが明らかになりました。
メディアからたとえば『ゼルダの伝説』や『スターフォックス』のような、イルミネーションと組んで良い映画やシリーズになりそうな任天堂 IP はあるかと問われ、
イルミネーションの CEO Chris Meledandri 氏は現時点では『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』に集中していると前置きした上で、「任天堂とイルミネーションは本当に実りあるコラボレーションをしてきました。宮本さんや任天堂の仲間たちから任天堂の取締役会に招かれ(実際 Chris 氏は 2021 年に任天堂の社外取締役に就任)、その立場で将来に向けて一緒に仕事をしています。ただ今は、それ以上のことを話すことは難しいですね」
任天堂は Chris 氏を社外取締役に迎えた理由について当時、「企業経営者として、またエンターテインメント分野における豊富な経験と知識に基づき、当社経営に対して有益な助言をいただけるとともに、客観的立場から適切に監督いただけると期待し、選任しました」と説明しています。
一方、任天堂の宮本茂氏は「今のところ私がコメントできるものは本当になにもありません。けれども、任天堂とイルミネーションはクリエイションのビジョンを共有するところからスタートしていますから、将来的にチャンスはあるだろうと思っています」「クリスさんがおっしゃったように、この場で共有できる情報はありません。ただ任天堂とイルミネーションがこれからもこのパートナーシップに取り組んでいくことは確かです」とコメントしています。
任天堂は映像事業に関して、具体的なキャラクターは挙げていないものの『マリオ』以外にも複数の企画が動いていることを 2020 年 9 月の段階で明らかにしています。