任天堂が2010年4-9月期決算で20億円の純損失


 

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任天堂は28日に発表した平成22年3月期の第2四半期の業績は、多額の為替差損やハードの転換期による売上減少が響き、売上高は前年同期比33.7%減の3631億円、営業利益は同48.0%減の542億円、純損益が20億円の赤字となりました。

ニンテンドーDSで発売され、史上最高の初週売上を記録した『ポケットモンスター ブラックホワイト』。Wii『スーパーマリオギャラクシー 2』、Wii『Wii Party』等のヒットにより本業の利益を示す営業利益は542億円。しかし、ヒットタイトル数の不足や621億円という為替の評価損が重くのし掛かり、40億円の経常損失、20億円の純損失となってしまいました。中間期での赤字は7期ぶりだそう。

時事通信によると、販売ペースがにぶるWiiについて任天堂の岩田社長は「未来永劫(えいごう)ないとは言わないが、近い未来の値下げは考えていない」と値下げには慎重な姿勢である。となっています。ただ、Wiiが5回目の年末商戦を迎えるにあたって、モデルチェンジ無しで2万円という価格は、競合する他のゲーム機と比べて割高になっている印象があります。今から年末の値下げは無いにしても、来年のどこかでという可能性は少なくないんじゃないかなあ。ハードのバージョンアップをコンスタントに行っているSCEやMS、アップルなんかのように、今後はソフトウェアだけに限らずハード屋的な考えも必要になってくるんだろう。

photo credit: pfala


ポケットモンスター ブラック・ホワイト
メーカー:任天堂
ジャンル:RPG
発売日:2010.09.18
価格:4,800円(税込)
プレイ人数:1人(ワイヤレス通信時 2 – 8人)
ニンテンドーWi-Fiコネクション対応、赤外線通信機能搭載
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