フランスのパブリッシャー Ubisoft が7日に発表した2018年3月期の第2四半期決算(4-9月)は、売上高が前年同期と比較して66%増の4億6620万ユーロと好調な決算となりました。7−9月期の売上高も当初予想を39%上回る2億6420万ユーロでした。
7-9月は Nintendo Switch 向けソフトが全体の19%を占め(上半期では12%)、1年目でまだ普及台数が限られるハードながら、早くも Ubisoft の収益に貢献しています。
好業績を牽引したのは、任天堂の『スーパーマリオ』とのクロスオーバータイトル『マリオ + ラビッツ キングダムバトル』や『Rainbow Six Siege』『Ghost Recon Wildlands』『For Honor』といったタイトル群。ソフト発売後も継続的なアップデートを行うことで、本編も息の長いセールスを期待できるようになりました。
デジタル販売も好調で、69%増の3億4260万ユーロを販売。追加コンテンツやサブスクリプションサービスの売上は1億7450万ユーロ。83%増と急拡大しています。
デジタル市場の拡大で近年伸びているパッケージタイトルのダウンロード販売。特にリピート販売が伸びている話が各社から聞こえていますが、Ubisoft のリピートも好調で、Q2 は48%増の3億7940万ユーロとなりました。
また、シリーズ再開をはたした『Assassin’s Creed Origins』のローンチセールス(発売から10日間)は、前作『 Assassin’s Creed Syndicate』の2倍を達成。足元の勢いを受けて、Q3 の売上高は、前年同期と比較して最大19%増の6億3000万ユーロを見込んでいます。
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