バンナム、中国ビジネスの強化へ上海に持株会社を設立


 

バンダイナムコホールディングスは20日、中国市場での事業展開の強化を図るため、上海に子会社の純粋持株会社「BANDAI NAMCO Holdings CHINA CO., LTD. 万代南夢宮(中国)投資有限公司」をこの12月に設立すると発表しました。資本金は3000万USドル(バンダイナムコHDの100%出資)。代表は冷泉弘隆 氏が就き、バンダイナムコエンターテインメント取締役と兼務します。

BNHC 設立後は、同社が中国本土における事業会社の統括を行い、現在、香港に拠点を置く純粋持株会社「BANDAI NAMCO Holdings ASIA CO., LTD.」は、中国本土を除いたアジア地域の統括を行う体制に変更されます。

バンダイナムコグループは、の中期計画の重点戦略の1つとして「グローバル市場での成長」を掲げていて、この中で IP を最適なタイミングで最適な商品・サービスとして提供することで IP 価値の最大化をはかる、「IP 軸戦略」の海外展開を積極的に推進しています。

そしてこれら施策の推進のため、欧米やアジア各地域に各地域を統括する純粋持株会社を設置し、各地域の事業会社の事業活動や事業間連動の支援、ガバナンス機能の強化をはかっています。

今回の BNHC 設立は、次期中期計画において中国市場での事業展開のさらなる強化をにらんでのこと。

『ドラゴンボール』や『ワンピース』『NARUTO』『ガンダム』など、海外でも人気・知名度のあるキャラクターを抱えるバンダイナムコですが、4−6月期の海外売上高は前年同期比2割減と勢いを欠きました。

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