ブリッジ [DVD明日はまた冷えこんで雪が降るとか降らないとか。東京の雪はベチャベチャだし、靴も濡れるから嫌なんだよなあ。雪を見た瞬間はテンション上がるんだけど、後のことを考えて次第に落ちていきますね。

でもって、ブリッジって映画を見た話。


観光地でもある、アメリカ西海岸ゴールデンゲートブリッジ。その裏の顔は自殺名所でもあった。。。っていうドキュメンタリー映画。観光客がワーキャー言っていたり、趣味を謳歌している人が大勢いる橋の上で、白昼堂々と投身自殺していく人達の映像と、残された家族や友人達のインタビューで構成されてる。

命を絶って逝く側と残される側。

人生を謳歌してる側と、絶望からその道を閉ざしてしまう側。

欄干のあちらとこちらとでは、まったく世界が違うんだ。遺族や友人たちが、必死に自殺の理由を探してるのも興味深いですね。真実よりも、自分達を落ち着かせられる何かを探しているような気もします。創り出しているのかも。

グロい表現は無いけど、何人かの飛び込みシーンが出てきて、それはとてもショッキングな映像でした。落ちた後の水しぶきと、その音が、逆に想像を掻き立てるというか。まるで石か何かが落ちたのと同じような感じで、1人の命が終わる。

これがその人が生きているときの最後の映像なんだもんね。日本でも、「死」はどんどん非日常的なところへと追いやられてる感があるけれど、やはり”生”に対しての”死”というものも、日常の中に存在しているんだという当たり前な事を、改めて思い知らされたと思う。

表裏一体というか、繋がっているんだよね。

ふと、中央線の事を思い出した。
このゴールデンゲートブリッジは「世界最大の自殺スポット」と称されている。毎週のように(ひどい時には日に何度も)人身事故で止まってしまうオレンジラインは一体どのくらいのレベルなんだと。富士の樹海はどうなんだ?などと不謹慎な事をも考えてしまう映画でした。

見た後は正直かなり気分が落ちますが、人の死を商売になんかして!等と批判もあるみたいですが、「死」をひた隠しにして、どこか隅っこの方に追いやってしまうよりも、こうした映像によって、自殺や死に付いて考える機会を持つ事は必要なんじゃないかと思いましたね。

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