任天堂もWii UでHDソフトの開発に取りかかるようになり、ソフト1つ1つの開発規模が大きく、そして開発期間も長期化する傾向にあります(以前からじっくりと時間をかけて開発する会社ですけれども)。この問題を解決するために、任天堂ではメジャータイトルからスピンオフを展開したり、あるいは自社フランチャイズソフト制作方面では、外部デベロッパーとの協力体制で、メジャータイトルを潤沢に準備出来る体勢が整ってきているということです。

任天堂の第2四半期決算説明会質疑応答の中で宮本茂氏は、ソフトのリリース間隔が開いてしまう傾向にある点をどう解決していくかを説明。それによると、任天堂では、一通りの新しい技術の習得のための段階は過ぎており、新ハードに対応するためにソフト開発期間が延びるということは、現在はほとんど無いとのこと。

今後の課題としては、今までの経験をいかに効率よく展開していくかだと話す宮本氏。その一環として、メジャーなタイトルフランチャイズを使いながら、少し規模の小さい派生製品を作る努力も続けているとのこと。今年でいえば『進め!キノピオ隊長』がスピンオフタイトルですね。

当社のキャラクターを育てながら全体のタイトル数を増やして、お客様には3年もお待ちいただくことなく同じフランチャイズで次の体験をしていただける準備をすることを心掛けています。

派生という括りであれば、Wii U初期に岩田社長が話していた他社IPとのコラボ、今年であれば『ゼルダ無双』もここに含まれるでしょうか。

こうしたスピンオフソフトを出していくことで、シリーズ本編の主人公以外にスポットライトが当たりますし、タイトル数は増加。同一フランチャイズの次のソフトを遊ぶまでの期間も短くすることができます。ワリオやヨッシーのように、独り立ちしてさらに派生タイトルを生むようになるなんてことも考えられますね。

また、フランチャイズソフトの制作に関しても、“かなりの数”の協力会社と一緒に開発するようになってきていると宮本氏。今年に入ってからも、初めて一緒に仕事をするソフトメーカーと新しいチームを作るなど、積極的に外部スタジオと協力することでラインを確保。

「メジャーなタイトルが潤沢に準備できる体制が整ってきている」とし、「来年のWii Uのソフトは結構充実しているという手応えが私にはあります。 頑張ります」とコメントしています。

任天堂が2015年に発売を予定しているWii Uソフトは大小合わせて現時点で11本あり、ほぼ月刊任天堂状態。ジャンルも得意のアクションからシューター、アドベンチャー、RPG、パズル、パーティーゲームと、これまでの2年よりも多彩です。

年間の発売タイトルが前年に発表済みのみということはまず無いでしょうから、これらが順調にリリースされるのであれば、宮本氏の言うように、2015年のWii Uは充実した1年となりそうです。

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