ここ最近のE3で、毎年のように新作が期待さるタイトルの1つでありながら、残念ながら今年も発表が無かった任天堂の人気アクションアドベンチャー『メトロイド』。
ですが、そう遠くにうちに、ついにファンの思いが報われ、再びサムスの活躍を見ることの出来る時がやってきそうです。それも、2Dと3Dの両方で。
海外メディアKotakuがE3期間に行った、任天堂の宮本茂氏と高橋伸也氏(そして通訳のBill Trinen氏)へのインタビューは近年新作のない『メトロイド』へも話が及び、その場で両氏から、任天堂が将来的に2D/3D両スタイルの展開を計画していることが明らかになりました。
「オリジナル版『メトロイド』や『メトロイドプライム』シリーズのディレクターを務めたクリエイター(坂本賀勇氏)は今、彼の下で働いているので」と宮本氏から話を振られた高橋氏が明かしたところによると、任天堂は、今のところ『メトロイド』シリーズ最後の作品となっている『Other M』(Wii、2010年)を発売して以降、このシリーズで次に何が出来るのかを継続的に議論。ファミコン時代から続く伝統的な2D探索型アクションと、FPAとして発売された3Dの『プライム』スタイルのどちらか一方を選択するのではなく、両方をケアする必要があると感じているとのこと。
続けて高橋氏は、今後の期待として、近い将来のある時期にそれらに関して何らかの情報を届けられるでしょうとコメント。『メトロイド』シリーズに関して、何らかの新作プロジェクトが任天堂社内で進んでいること示唆しています。
最後に2Dとプライム、どちらのスタイルが好きかという質問に対しては、高橋氏は「両方とも好きですよ。どちらも異なる魅力を持っていますから」と回答。一方で宮本氏は、任天堂の2Dアクションとしては『New スーパーマリオブラザーズ』があるとしてプライムの方を支持。
「『メトロイドプライム』シリーズにできる新しいことっていうのは、まだ多く残されていると思うんです」
[追記]
この記事から3年が経った E3 2017 にて、3Dメトロイドの新作『メトロイドプライム4』が、2Dメトロイドの新作『メトロイド サムスリターンズ』が発表されました。