任天堂が 2016 年に発売した「ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ」をきっかけとして、かつての家庭用ゲーム機をミニサイズで再現した復刻版が、一時ブームとなりました。セガもレトロコンソール復刻の流れに乗り「メガドライブミニ」などを市場に投入。こちらも盛り上がりをみせました。
最近は動きが静かになっていますが、1990年代後半から2000年代にかけて発売されたハードの復刻はあるのでしょうか。セガの内海州史社長は「ミニの方向は目指していない」と新たなミニ機の開発計画がないことを明言しています。
セガ、ミニサターンやミニドリキャスの計画はない
セガは保有しているが目立った活躍機会のない休眠タイトルを復活させるべく『ジェットセットラジオ』『クレイジータクシー』などの新作プロジェクトを鋭意開発中。2025年以降、新作ゲームタイトルが遊べるようになる予定です。
一方で、新作だけでなく過去の名作タイトルを遊びたいという需要も一定数あります。サターンやドリームキャストのミニ機を出す可能性は?
内海社長は「ミニの方向にはいかない。現代のゲーマーを取り込みたいんです」と延べ、さらにこのコメント後、ミニ機の追加計画はないと明言しました。
「セガはレトロな会社ではありません」と内海氏は語ります。「私たちは当社がこれまで積み上げてきたレガシーを大切にし尊重しています。と同時に、新しいものを提供したいとも思っています。そうでなければ、私たちは歴史の一部になってしまうでしょう。それは私たちの目指すところではありません」
セガは一時期、次に実現してほしいミニコンソールのアンケートを取るなど、ミニコンソールを継続的に開発する動きを見せていました。しかしこの手の市場の需要が落ち着いたことで新規開発は後退しているようです。