任天堂、スイッチ時代の利益はそれ以前35年の合計を上回る


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  • Nintendo Switch 発売後の任天堂の累計利益は、それ以前の35年合計を上回っている
  • インフレ考慮後もそれは変わらない
  • 利益面からもスイッチの成功が証明

Nintendo Switch Era!

2024年3月期の純利益が過去最高の 4,906 億円となった任天堂。ビデオゲームの販売データなどを集計・共有している Pierre485 氏によると、Nintendo Switch 時代(2017〜2024年)の任天堂の純利益の合計は、それ以前の35年間(1981〜2016年)の合計を上回っているということです。

グラフを見ると、スイッチ以前に任天堂が最も好調だったのはニンテンドーDSとWiiが世界的にヒットしていた2007年から2010年頃まで。携帯機と据置機の両輪が大ヒットしており、純利益は 3,000 億円近くにまで伸びました。

その後、ニンテンドー3DS と Wii U 時代に大きな落ち込みを経験しますが(赤字もありました)、2017年の Nintendo Switch 発売で再び上向き始めます。

飛躍したのは2021年3月期。新型コロナのパンデミックが広がっていた頃。巣ごもり需要により急増し、純利益が 5,000 億円近くになりました(4,803億円)。そこから 4 年連続で 4,000 億円以上の純利益をキープしており、2024 年 3 月期は過去最高益を更新しました。

なおこの数字はインフレ考慮後でも当てはまるということです。

DS / Wii 以前は売上高 5,000 億円規模だった任天堂。DS / Wii 時代の販売規模も凄まじかったですが、Switch 時代はさらに大きく飛躍しています。任天堂キャラクターは近年、モバイル、テーマパーク、映画、グッズなど、これまでのゲームにとどまらない分野への進出も目立っています。

任天堂は2025年3月までに、Nintendo Switch の後継機種を発表予定。スイッチの時代はもうすぐ終りを迎えます。スイッチに続く次世代機での新たなチャレンジが任天堂にさらなる成功をもたらすのか注目されます。

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