任天堂、スイッチ8年目も新作タイトル投入を継続。稼働を維持・拡大しビジネスの勢いを維持したい考え


ニンテンドースイッチ 有機ELモデル Nintendo Switch OLED Model

 

2023年9月末時点で販売数が本体1億3246万台、ソフトウェア11億3323万本を突破している任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」。現在、発売から7年目に入っており、まもなく7度目の年末年始商戦を迎えます。

さすがにピークは過ぎたものの、7年目に入っても高い販売水準を維持しているスイッチ。来期はさらに未知へ踏み込む 8 年目となるわけですが、任天堂はこの先もニンテンドースイッチを中心としたビジネスを展開していく考えのようです。

スイッチ8年目も新作タイトルを投入していく

2024年3月3日でニンテンドースイッチは発売7周年を迎え、8年目へと入っていきます。任天堂は「これまでのプラットフォームのライフサイクルにとらわれることなく、今後も新作タイトルの展開を続けていきます。この先もNintendo Switchを多くのお客様に遊んでいただくことで、ビジネスの勢いを維持していきます」とコメント。スイッチの稼働を維持・拡大し、ビジネスの勢いを維持するとしています。

販売のピークは過ぎていることから 2024 年内にも次世代機投入では?とみられていますが、現時点では 2024 年もスイッチに注力する姿勢を強調しています。

目玉タイトルは

任天堂が 2024 年に発売を予定している発表済みタイトルは『アナザーコードリコレクション:2つの記憶/ 記憶の扉』『マリオvs.ドンキーコング』『マリオvs.ドンキーコング』『プリンセスピーチShowtime!』『ルイージマンション2HD』『ペーパーマリオRPG』があります。任天堂は未発表タイトルも用意しており、今後も新作タイトルの投入を継続するとしていますが、2024 年発売予定タイトルにおける新作は今のところ『プリンセスピーチShowtime!』のみ。他タイトルはリマスター/リメイクとなっています。

2023年のスイッチが 7 年目のハードながら好調に推移したのは『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の好影響や『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』のような牽引役があったからこそ。任天堂の目論見通り 8 年目にもスイッチの稼働を維持・拡大し続けられるかは、強力な牽引役、目玉タイトルがカギになってきます。

ホリデー商戦期前の発言

一方、任天堂はニンテンドー3DSの終盤も「新作を準備している」「ビジネスを継続していく」としながらフェードアウトしていきました。この会見時点では1年で最も重要なホリデー商戦が間近となっており、次世代機の準備が進んでいようとも今の Niintendo Switch の勢いに水を指すような発言はしないだろうとも受け取れます。

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