【ゼルダの伝説】青沼氏・藤林氏いわく、長くシリーズを担当も「開発で行き詰まる心配はしていない」「可能性は無限大」


The Legend of Zelda: Tears of the Kingdom(ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム)

 

任天堂の人気シリーズ『ゼルダの伝説』に長く取り組んできた青沼英二氏と藤林秀麿氏。青沼氏はシリーズ総合プロデューサーとして、藤林氏はディレクターとして携わった最新作『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』は2023年5月12日に Nintendo Switch で発売。シリーズ最速、任天堂としても過去最高水準での出足を記録しています。

青沼氏は1998年発売の『ゼルダの伝説 時のオカリナ』から、藤林氏は 2001 年の『ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章 / 時空の章』からゼルダ開発に参加。重要な役割をはたしています。

『ブレス オブ ザ ワイルド』ではオープンワールドで描かれるハイラルの中で、どのように遊ぶか、どのようにストーリーを進めるのかなどプレイヤーが自由に決めて遊ぶことができました。続編にして最新作『ティアーズ オブ ザ キングダム』では前作の遊び方を踏襲しつつ、主人公リンクが持つ新しい能力によってパズルの解き方や世界の移動方法にもさらなる自由が与えられました。この境地にたどり着いた先のゼルダはどんな進化を見せてくれるのか。

2 人とも 20 年以上にわたり『ゼルダの伝説』シリーズ開発に注力し続けてきたわけですが、1 つのシリーズに取り組み続けることで行き詰まる不安などはないのでしょうか。その心配はないようです。

藤林氏はゼルダの持つポテンシャルに言及。

「たびたびそうした質問を受けるのですが、僕は『ゼルダの伝説』の可能性は無限大だと思っているんです。だから行き詰まりを感じたことはないですね。あるアイデアを思いついたとき、必ずしもゼルダに関係しているとは限りません。ただ後からゼルダに組み込むことはできるわけです。ゼルダは懐が深いゲームなので」

青沼氏も同様に、ゼルダはジャンルを超えた要素を詰め込めると語っています。

「僕は飽き性で、たとえばサッカーゲームを遊んでいると5分後にはもう別のことをしたくなっちゃう。でもゼルダは遊んでいられます。ゼルダにはジャンルの枠を超えてさまざまな体験ができる要素を詰め込めますから。そうした意味で、新しいアイデアを模索する余地はまだたくさんあると思っています。これからもゼルダと一緒に歩むかもしれないけれど、それも悪くないですね。とても居心地がいい場所なんです」

この記事をシェアする

Next

Previous