任天堂、9月に東京で経営説明会を開催へ


 

任天堂は9月16日に、京都ではなく東京で、マスコミや投資家向けの特別な経営説明会の開催を計画しているようです。アストリス・アドバイザリー・ジャパンの David Gibson 氏が報告しています。

この説明会では新製品や新しいサービスなどに関する発表は含まれていないとのこと。組織や開発体制の再編など、中期的な戦略発表になるのではないかとの指摘も。

任天堂は最近、東京にある開発拠点を神田に集約。ゲームフリークやハル研究所(本社および東京開発センター)といった開発会社も同じビルに入居しています。

9月16日といえばスーパーマリオ35周年から3日後。そして東京は3Dスーパーマリオの開発拠点があります。だからといって説明会の内容に関連しているかは不明ですけれど。

任天堂はその年の秋から年末年始にかけての主要タイトルを、例年は6月のE3や秋ごろ放送するニンテンドーダイレクトで発表しています。今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で E3 は中止。ニンテンドーダイレクト本編もしばらく新規の放送は行われていません。

巣ごもり需要や『あつまれ どうぶつの森』のヒットなどで好調が続く Nintendo Switch ですが、発売日が決まっている2020年内の任天堂タイトルは『ピクミン3 デラックス』1本のみしかなく、追加発表が待たれる状況となっています。

任天堂の取締役専務執行役員である高橋伸也氏は6月の株主総会で「新型コロナの影響で多少は開発は遅れている部分もあるものの、現時点で今期のソフト発売予定に影響はない」とスケジュールの大幅遅延がないことを強調。

しかしその一方で、新型コロナの影響が長期化・深刻化した場合「予定通りにソフトが発売されない可能性がある」とも述べています。

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