『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ / Let’s Go! イーブイ』が、UKチャートでデビュー。過去の完全新作ほどの販売規模は見られなかったものの、Nintendo Switch 本体増加やそれに伴うソフト販売増といったポジティブな勢いをもたらしました。
『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ / Let’s Go! イーブイ』は初週11.6万本を販売(パッケージ版)。ピカチュウが4位、イーブイは6位につけました。タイトルが異なるため、いつものように分割されて集計されていますが、合算すれば1位の販売規模だっただろうとされています。
販売規模は、『ポケモンGO』ブームの後押しを受け3DSの販売も好調だった2016年の『サンムーン』と比べると60%以上ダウン、2013年の『XY』と比べると5%減でした。
ただし、任天堂ヨーロッパの英国在庫が予想より少なく、多くの店で完売し、また一部予約の受け渡しができなかったことには留意する必要があるとGamesIndustryは指摘。加えて、3DSとNintendo Switchには普及台数で差があること、『ピカブイ』が本編の完全新作ではないことも考慮しなくてはなりません。
『ピカブイ』のローンチにより、任天堂の期待通りスイッチ本体の販売量は増加。他ソフトも動いており、『マリオカート8 デラックス』は94%増、『スーパー マリオパーティ』が25%増、『スーパーマリオ オデッセイ』は30%増、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』は52%増加しました。『Just Dance 2019』もまた、Switchバージョンの売上が増えたことにより全体のセールスが465%増加しました。
ちなみに、以前の『ポケモン』タイトルの初動は次の通りだったそうです。図抜けた存在である『サンムーン』と比較すると大幅減という数字でしたが、他のタイトルと比べると悪くなく、ここ9作で5番目につけました。リメイクとして見れば『ハートゴールド・ソウルシルバー』よりも多く『オメガルビー・アルファサファイア』に次ぐ初動規模となっています。
- ポケットモンスター サン・ムーン – 29万本(2016年47週)
- ポケットモンスター オメガルビー・アルファサファイア – 14.5万本(2014年48週)
- ポケットモンスター ブラック・ホワイト – 12.5万本〜14.4万本(2011年09週)
- ポケットモンスター X・Y – 12.4万本(2013年41週)
- ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ・Let’s Go! イーブイ – 11.6万本(2018年46週)
- ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー – 9.0万本(2010年12週)
- ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン – 7.8万本(2017年46週)
- ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2 – 6.2万本(2012年41週)
- ポケットモンスター プラチナバージョン – 5.9万本(2009年21週)