2017年3月の発売開始以来、品薄が続いていた任天堂の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch (ニンテンドースイッチ)」ですが、ようやく店頭でも見かけるようになってきました。
新品が売っていないから、あるいは新品よりも値段がいくらか安いから中古を買うのはどうだろう?などと相談されたりしますが、よほど急いでいない限りは新品を購入するのをオススメしています。
頻繁に持ち運ぶ(ドックから出し入れする)ことによる消耗
ニンテンドースイッチは、従来のようにテレビに接続して遊ぶ据置型ゲーム機でありながら、3DSなど携帯型ゲーム機のように持ち運ぶことも可能なハイブリッドコンソールとして設計されました。テレビから取り外すときはドックから持ち上げるだけ。非常に楽。ただ頻繁に取り外したり、また設置したりすると接続部分の端子の消耗が気になりますし、持ち出して遊ぶことで画面に傷がついたり、万が一本体が落下したりしているかもしれません。
任天堂のゲーム機は頑丈に作られているとはいえ、ゲーム機も精密機器。丁寧に扱った上で売りに来る人ばかりではありませんし、初期不良品やすぐに故障してしまいかねないリスクを考えると、少し高くても新品を選んでおきたい。
バッテリーの消耗
ニンテンドースイッチには電池容量4310mAhのリチウムイオンバッテリーが内蔵。新品の状態で、バッテリーの持続時間は最大6.5時間ほどだと公式に言われています(遊ぶソフトによって持続時間が変わり、たとえば『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』では約3時間)。
ノートPCやスマホのバッテリーと同じように、ニンテンドースイッチのバッテリーも使っているうちに劣化していき、初期状態よりも持ちが悪くなります。一般的に、300〜500回程度のフル充電サイクルを繰り返すと、容量が新品と比べて半分ほどになると言われています。
携帯モードでゲームに熱中すると、新品に近い状態であっても意外と減りが早いなと感じます。スイッチのバッテリーは自分で交換することができず、もしも交換が必要になった場合は、任天堂サービスセンターで有償交換することになります。
些細な本体の傷よりも、バッテリーの消耗度合いを考えると、中古を選ばず新品を購入したほうが気持ちよく遊べるのかなと思います。