『FAST Racing NEO』『Minecraft: Wii U Edition』、『SteamWorld Heist』(国内未配信)など、この年末はダウンロードソフトが充実している任天堂プラットフォーム。
12月に海外で3DS版が配信された『Terraria(テラリア)』もその1つで、『マインクラフト』や『スーパーマリオメーカー』とあわせて一気にクリエイト系ソフトが集まった印象ですが、海外で家庭用ゲーム機版『テラリア』のパブリッシャーとなっている505 GamesのDean Scott氏がForbesのFamilyGamerTVに登場し、配信中の3DS版のこれからや2016年にリリース予定であるWii U版の特徴、そして『マインクラフト』との関係について語りました。
3DS版は長い道のりだったと語るScott氏。3DSに詰め込むのは難しいんじゃないかと思った時期もあったそうですが、結果的にソフトは完成してリリースを迎え、さらにユーザーからの反応も非常に良いものになっていると続けいます。3DS版に関しては、内容がモバイルのVer. 1.2+αであることや、New3DS上では60fpsで遊べる点、来年初頭に更新を予定していること、New3DS向けにワールドの拡大を検討している事などが再確認。
Wii U版は2016年にリリース予定。3DS版の開発がモバイル版と同じCode Glue主導だったのに対して、Wii U版は他の据置型ゲーム機版を手掛けるEngine Softwareによって開発されています。
話題は、同じクリエイト系サンドボックスゲームの代表格である『マインクラフト』との比較に。その際にScott氏は、
「僕らは、GamePadでのタッチ操作を使ったビルドやマップ、あるいはインベントリもそうですが、2画面を最大限に活用しています。Wii Uで出す意味のある形にしようと取り組みました」と、Wii Uの特長を活かしている点を強調。
リリース時点で用意されたGamePad対応機能がほぼ Off-TV Play のみであった『Minecraft: Wii U Edition』とは異なり、Wii Uならではの要素を備えている点をアピールします。
『マインクラフト』は発表から発売まで期間が短く、先を越されてしまった格好ですが、『マインクラフト』がWii Uに対応することについては、市場を活性化するとして参入を歓迎。2タイトルが共存できるだけのパイの大きさがあると考えています。
「実際のところ、僕はマインクラフトについて、かなりポジティブに捉えています。Wii Uプラットフォームを活気づけることに役立つのなら、僕らにとってもありがたい話ですから。
マインクラフトとテラリアのコミュニティ間に多少のライバル意識があることは知っています。けれども、2つのタイトルはWii U上でうまく共存できると考えています」