アマゾンジャパンと日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は21日、「Amazon Fashion」が東京ファッションウィークにおける冠スポンサーに決定したと共同発表しました。10月に開催予定の第23回東京ファッションウィークより、イベント名称が「Amazon Fashion Week TOKYO(アマゾン ファッション・ウィーク 東京)」に変更されます。
「東京ファッション・ウィーク(TOKYO FASHION WEEK)」は、2011年から2016年まで冠スポンサーとしてメルセデス・ベンツ日本と契約し、「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」として開催。この契約が2016年6月に終了となり、JFWOは次期スポンサーとの交渉を進めてきました。
Amazon Japan 社長 ジャスパー・チャン氏は、「ファッションはAmazon Japanにおいても急成長分野の一つです。この度、東京ファッション・ウィークの冠スポンサーとして、JFWOと協業できることを大変嬉しく思っています。Amazonはお客様を最も大切に考え、お客様がファッションやアクセサリーをオンラインで購入する際に、Amazon Fashionを選んでいただけることを目指してまいります。また同時に、今後Amazonがファッション業界を継続的にサポートしていくことを示していきたいと考えています。」と述べています。
Amazon Fashion バイスプレジデントのジェームズ・ピータース氏は、「Amazonは、お客様が求めるファッションブランドを、迅速な配送とお客様にとって簡単な返品サービスによりお届けすることを目指しています。Amazonのグローバルなプラットフォームを新進デザイナーやファッション業界で活用していただく機会を増やすことで、お客様にご提供可能なブランドや商品セレクションをさらに幅広くしていけると確信しております。東京ファッション・ウィークの冠スポンサーとしてJFWOと協業し、日本に基盤を置くデザイナーたちのコレクションを披露する場をサポートしていけることを楽しみにしております。」と東京ファッション・ウィークへの意気込みを語っています。
JFWOの三宅理事長は、「Amazon Fashionのスポンサーシップによって、東京ファッション・ウィークは刷新し、日本のファッションは更なる高みを目指し、これまで以上により多くの世界のお客様に日本のデザイナーのクリエーション、特に新興系のデザイナーの商材を知っていただける機会となることでしょう」と述べ、「Amazonは、e-コマース上の取引だけでなく、ファッション業界のためのチャネルとして存在を強めてきています。今後、AmazonとJFWOとのコラボレーションは、東京ファッション・ウィークにおける素晴らしい未来を約束してくれるものと確信しています。」と語っています。
世界におけるAmazonのファッション業界に対しての貢献は、2012年にMet Galaの協賛にはじまり、“メンズ・ニューヨーク・ファッション・ウィーク”のスポンサーシップの実現、ファッションを志す学生をサポートする“Amazon Fashion Studio Sessions”の開始、さらに、ニューヨークとロンドンに2つのフォトスタジオを開設し、今日に至っています。
「Amazon Fashion」は Amazon が力を入れている成長分野の1つで、近年は取扱ブランドの拡充や新作コレクションの早期入荷、通販番組の配信などを行いアパレルに関心の強い顧客獲得を目指しています。東京ファッションウィークの冠スポンサーとなることで、ファッション・アパレル分野の通販もアマゾンとの印象付けを狙います。アパレル関連はZOZOTOWNなど競合もひしめいていますが、シェアはどう動くでしょうか。
冠第1回目となる10月の「Amazon Fashion Week TOKYO」では、2017年春夏の新作コレクションが発表されるということです。