仏Ubisoft、フィリピンに新たな開発拠点を設立。他スタジオと連携しAAAゲームを開発へ


 

フランスの大手ゲームメーカー Ubisoft は28日、国際的な競争力強化のため、フィリピンに新たな開発拠点「Ubisoft Philippines」を設立すると公式ブログで発表しました。新スタジオは2016年Q2より業務を開始予定。

「Ubisoft Philippines」はサンタ・ローサにあるデ・ラ・サル大学のキャンパス内に置かれ、東南アジア地域における開発拠点の先輩、シンガポールの「Ubisoft Singapore」から創業メンバーが一部異動し、フィリピンの新人教育にあたるとのこと。

公式サイトのプロジェクト実績を見ると、シンガポールスタジオは2008年のPS3/Xbox 360『Teenage Mutant Ninja Turtle Turtles in Time Re-Shelled』がデビュー作。以降は主に『Assassin’s Creed』シリーズの開発に携わっているようです。

新スタジオでは初年度、アーティストからプログラマ、デザイナー、プロジェクトマネージャーに至るまで50名程度のスタッフを雇用する計画。他スタジオと連携して家庭用ゲーム機向けのAAAゲーム開発に携わるということです。

Ubisoft Philippines のスタジオマネージャーを務める Chip Go 氏は「フィリピンでは雇用機会を求めて国を去る人が少なくありません。私自身も、8年前はその1人でした。しかし今、戻ってくることができ非常に嬉しく思っていますし、新スタジオで、これまでに培ったAAAゲーム開発の経験を生かしていきます」とコメントしています。

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