任天堂は30日に公式サイトに掲載した第2四半期決算説明会の質疑応答内において、大手新聞社を含む一部メディアで報道された「アイテム課金型ゲームの投入」は事実ではないと否定しました。これはおそらく、11月の本体アップデートでニンテンドーeショップも更新され「追加コンテンツ」に対応することから誤解されたもの。
任天堂は、第2四半期決算説明会の質疑応答のA5内で
(※一部に、「任天堂がソーシャルゲームのようなアイテム課金型ゲームを投入予定」との報道がございましたが、これは、事実ではございません。)
とコメントを出しています。
任天堂はユーザーに向けて直接情報を伝える「ニンテンドーダイレクト」を開始しましたが、マーケティングの手法について岩田社長はA6で
広くあまねくお伝えするということについては、当然マスコミのみなさんのお力をお借りしないといけませんし、投資家の皆様に広く情報をお伝えするには、今日この説明会にご出席の皆様のお力をお借りしないとできないと思っていますので、「あらゆることを直接伝えれば解決する」という発想は持っておりません。要は、「情報の種類によって出し方を変えよう」と思っているということです。対象ごとに、それぞれのみなさんが聞きたいと思っておられて、理解していただきやすい情報を、そのような形にきちんと編集してイベントや種々の方法でお届けしようということです。
と述べています。
今回の件はすぐに無いなと気がついたわけですが、疎い分野についての情報は新聞に頼ることも少なくないし、何社も同じように掲載されていれば、文面をそのまま信じてしまうケースもあります。
記者のバイアスがかかるのは結構ですが、重要な部分については正確に情報を伝えていただきたいものです。