『空はまるで』から約1年ぶりとなるMonkey Majikの新アルバム。小刻みにタイアップシングルが発売されていたせいか、既発シングルが7曲と多めで目新しさは薄いのは残念。しかし、残りの6曲とあわさる事によって、彼ら独特のハイブリッドな空気感、グルーヴ感が全体を優しく包んでいる良作となっている、と思う。
シングル曲はどうしてもマーケットを意識したモノになってしまうので、良くも悪くもJ-POPな印象ですが、アルバム曲の方は英詞があったり、彼ららしいロックあったりで、らしさは存分に出ていると思いますよ。アルバム曲達は前作の『空はまるで』よりは『thank you』寄りなサウンドに感じる。
個人的にはシングル曲と分けてアルバムを出して欲しかったかなあ。セールスを意識すると仕方のない事かもしれませんが、新曲をもっと聴きたいというのもまた一つのファン心理なわけで。
ただ、美しい想い出は「神」