1999年に発売された、ジャミロクワイ(Jamiroquai)4 枚目のフルアルバム。ジャミロクワイのメロディを象徴していた1人、ベースのスチュアート・ゼンダーが脱退してしまい、作り直しを余儀なくされたそうですが(実際ベースの印象は今までよりも薄いアルバムだ)、1曲目の「Canned Heat」が象徴しているように、今回のアルバムはディスコ・ダンスミュージックに寄った形になっています。
基本的に軽快でアップテンポな曲が多い1枚ですが、その合間に入るバラード「Falling」「Butterfly」「King for a Day」が良い味出してます。しかしなんといっても「 Canned Heat」。っジャミロクワイ流のファンク×ダンスで、ストリングスとJKの掛け合いが見事です。「Planet Home」「Supersonic」も分けるならこちら寄りだろうか。
「Soul Education」や「Where Do We Go from Here?」は従来のジャミロクワイといった感じで、ファンキーなサウンドとJKの自由なボーカルスタイルが際だっています。
ボーナストラックの「Getin Funky」はシンセ音が強いインストで、この後の舵取りを予感させるような一曲。まあ彼らは自分達の色は残しつつ、どんどん変化していくのでエレクトロ寄りになったからどうしたというわけでもないですけれど。