イギリスのテクノバンド、The Prodigyの5年ぶりとなる新作アルバム『Invaders Must Die』。買うまで知らなかったのですが、日本先行発売だったみたいですね。まあ、買ったのはだいぶ経って世界発売された後という、先行発売のありがたみが無くなってからでしたけど。
アルバムタイトルからスタートする今作は、これまでのプロディジーが帰ってきたような、攻撃的なスタイルを披露。かつての勢いを取り戻すような、僕が彼らを『Music for the Jilted Generation』で初めて聴いたときの衝撃を再び思い起こさせるような、そんな気さえ感じるオープニングで勢い上昇。うんうん、プロディジーはこうでなくっちゃいかんよ!初めて海外のテクノを聴いたのがThe prodigyのサウンドだった(と思う)ので、帰ってきた感を非常に強く感じますね。
原点回帰、なんて言葉が野暮ったく感じるような畳み掛ける音の洪水。デジタル・ロックなんて言葉は、もはや死語になってしまったけれど、彼らの生み出す音楽は生の感覚で押し寄せてくる。これまでの彼らの音楽を踏襲しながらも、斬新でひたすら格好いい。
1曲目の「Invaders Must Die」、4曲目の「Colours」、5曲目の「Take Me To The Hospital」、9曲目の「World’s On Fire」、12曲目の「Black Smoke」が特に超絶お勧め。爆音で聴くのが良いです。