現在は各々のフィールドで活躍する、オザケンこと小沢健二とコーネリアスの小山田圭吾による(当時は他にもメンバーがいたんだけど)バンド、フリッパーズ・ギターの1stアルバムにして最高傑作。そして全編英詞。尖ってます。オリジナル版は1989年8月25日発売ということで、もう20年も前になります。20年かあ。
リアルタイムでは聴いていなかったのだけど、それでも初めて彼らの音楽を聴いた時から15年くらいは経っているのかな。それでもいまだに古く感じないのは彼らの音楽の特徴だろうか、それとももはや耳が慣れてしまったからだろうか。2006年にジタル・リマスタリングを施されて再発売され、その際にはFriends Againが13曲目に追加されました。
いやほんと、今聴いてもキラキラしてて眩しくて甘酸っぱくて、なんだか恥ずかしくなってしまうのですが、すごく好きなんですよね彼らの音楽。ジャンルとしてはネオアコって言うようですよ。詳しくは知らないですけれど、Wikipediaにて確認。ざっくり言うと「おしゃれ」で透明感のある瑞々しいサウンドを特徴とするんだとか。なるほど、確かに。
演奏技術がどうだとか、歌のうまさがどうだとかではなくて、この彼らの音楽をもっと早くから聴けていたら、どれだけそこから先に見えてくる世界が変わっただろう?なんて思ったりもする。大げさかもしれないけれど。
実質3年程度の活動期間なのが惜しいですね。小山田圭吾はコーネリアスとして作品を出しているけれど、オザケンは音楽活動からは離れてしまっているようなのが残念。