Dragon Ashの降谷建志(MC)とBOTS(DJ)、SBKのSHIGEO(MC)、RIP SLYMEのILMARI(MC)で構成されたスペシャルユニットが残した、現在唯一のアルバム『CHAMBERS』。
当時はシングル曲となった「春夏秋冬」や「Stay Gold」、「Only Holy Story」ばかりを聴いていたように思うけど、改めて聴いてみると、アルバム曲達のメロウでJazzyなトラックがとても心地よく胸に響いてくる。特に「Sorrow」が今かなりいい。だからといって前述のシングルの魅力が霞むことはないのだけれど。「Stay Gold」のメロディラインは素晴らしいし、「Only Holy Story」はwyolicaのazumiの声も絡んで切なさに拍車をかける。
2001年にこのクオリティのアルバムが出ているんだものなあ。Steady&Co.としてもっと続けて欲しかったけど、個々の舞台で活躍してくれているから良いとしよう。
「Stay Gold」「Only Holy Story」が素晴らしすぎるので、特に冬に聴きたくなるアルバムだけれど、「春夏秋冬」よろしく四季を問わずに今でも古くさく感じることなく聴ける名盤。
SHIGEOパートは神。
どこへ行っても一緒だって つれだって居た時は過ぎ去って
あなたの手のぬくもり 消える夜に はやる心押し殺して
今じゃ遠く離れた場所で2人をつなぐのは電波だけ
ゲームはすでに終演ムードなのに 電源オフれない
言い争いが出来る距離を今じゃとても愛しく思うよ
今年ももうすぐ終わるよ 答えを探してもないよため息が空へ上がり冷やされて雪へと変わり
それが辺りを飾り付け 時計は12を回りYou and I 飛べない ちっとも想いが追えない
Going out 冷めたい そこにはもう居ない
更新は滞っているけれど、公式サイトもまだ残っているんだなあ。すぐに閉鎖されるサイトも多い中で、オフィシャルが残っているのは、無いなりに先の期待もしちゃったりして嬉しくなる。