『マリオカート ツアー』が配信開始となってから1か月が経ちました。ロケットスタートを決めたダウンロード数は、その後どこまで伸びたでしょうか。
調査会社Sensor Towerの報告によると、任天堂の最新モバイルゲームアプリは配信1か月で推定1億2,390万ダウンロードを記録(iOS/Android合算)。最初の1か月のダウンロード数において、1億6,300万ダウンロードを記録した『ポケモンGO』次ぐ史上2番目の規模となりました(ただし『ポケモンGO』の最初の1か月は『マリオカート ツアー』ほど配信地域は多くありませんでした)。
任天堂から配信されているアプリと比較してみると、『マリオカート ツアー』は2,180万ダウンロードだった『スーパーマリオ ラン』の約5.7倍。1,910万ダウンロードだった『どうぶつの森 ポケットキャンプ』の約6.5倍ものダウンロード数を記録しています。
一方の収益面はまだそれほど大きくはなっていないようです。ダウンロード規模としては『マリオカート ツアー』の13分の1ほどだった『ファイアーエムブレム ヒーローズ』が配信1ヶ月で販売した6,760万ドルに届かずに2位。
プレイヤー1人あたりの平均支出は0.26ドル(全体で約3,221万ドル)で、『Dr.マリオ ワールド』の0.19ドルをわずかに上回る程度にとどまっています。
なお任天堂アプリとして最初の1か月のプレイヤーあたりの支出が最も高かった『ドラガリアロスト』は平均16.5ドルでした。ジャンルや課金の性質が異なるとはいえ大きな差があります。
1億ダウンロードを超える規模の割に『マリオカートツアー』の収益が伸び悩んでいるのは、任天堂がこれまでに配信してきたアプリと普及地域が異なることも影響しているかもしれません。初動の段階では1位のアメリカに続いたのはブラジル、そしてメキシコで多くダウンロードされていました。
家庭用ゲーム機版に相乗効果
スマホで遊んだ後は家庭用ゲーム機版の本家を遊びたくなる人が少なくないのか、最近『マリオカート8 デラックス』の売上が伸びています。家庭用ゲーム機版のシリーズで最多の42キャラクターに収録コースも最多48コースを収録。バトル専用コースも復活し、グランプリやバトルを皆でわいわい楽しめます。
コースアウトせずに走ることのできる「ハンドルアシスト機能」で初めてでも安心。