すべて達海の読み通り。な、ジャイアントキリング第336話。中盤で思うように繋げずリズムを作れない大阪が取った選択は、その中盤を経由せずにDFからロングボールで一気に前線へ。
ハウアーをめがけて寺内が蹴ったボール。「今度はファウルなしで止めろよ!! 亀井ぃーっ!!!」クラブハウスで試合を見ている黒田の念を感じ、2度目もハウアーとの空中戦を制す亀井。しかも、今度はノーファウル。セカンドボールはETUの殿山が拾い、これを大阪の窪田が止めるもETUの石神が拾って縦に走るガブリエルへ。ガブからさらに椿、そしてワンツーで戻し、ガブのスピードで仕掛けます。
赤崎の助言通り、右サイドをドリブルで上がり、小室を抜きにかかるガブ。が、そこはU-22/A代表。小室の読みが勝り止められてしまいます。しかしこのこぼれ球を拾うのはまたしてもETU。流れが来てるときってのは得てしてこういうものですが、ノーマーク、フリーでボールを持った椿は選手の動きをよく見てゴール前にクロス。ファーサイドの赤崎が頭で折り返し、これを中央の夏木が見事なボレーを叩き込んでETUが鮮やかに先制します。
「うおっしゃああ!! 見たかぁジーノ!!」
チーム得点王の王子に強烈な対抗意識を燃やす夏木。しかし王子は、
「ラッキーラッキー。最近ツキが向いてきてるねーウチ」
と平常運行。といったところで今週はここまで。