今週のGIANT KILLING #271(モーニング2012 No.52)

ブラン監督もやってきた、五輪アジア最終予選第1戦VSウズベキスタン代表がキックオフ!な、ジャイアントキリング第271話。単行本第25巻 & ムック「extra Vol.11」好評発売中。復活のアディダス×ETUも好評予約受付中


ゴローとコータ親子が珍しく、仲良くテレビ観戦しています。既に前半は終了、テレビでは前半のハイライトが流れているところ。テレビから流れてくる実況の声、

「ベストメンバーで臨む日本は・・・」
「ベストメンバーってこたぁねえだろ」
「そうだそうだ」

お約束のテレビにツッコミもありつつ、先制したのはU-22日本代表でした。

前半12分、左サイドで相手のクリアボールを窪田が足を伸ばして拾い、そこからゴール前中央へ斜めにスルーパス。走り込んだのはエースの大谷!豪快に蹴り込んで先制点。

「よっしゃーっ!」
「ナイスゴール!!」

ハイライトなのに興奮の親子。

しかし、日本代表は先制しながら流れをウズベキスタン代表に渡してしまいます。17分にはハサノフのシュート、20分にはゴール前で繋がれてあわやというシーンをGK多田の好セーブに救われます。日本もサイドから好機を見出そうとするもシュートまでは持って行けず、逆に終了間際にカウンターからまたしても危ないシーン。しかし相手のシュートミスで助かりました。

何とか1点をリードして後半へ。というのがここまでの流れ。

「ウズベキスタンの守備を全然崩せてないんだよねー。サイドからの攻撃ばっかで単調だし」とコータの厳しい分析。

ゴローも「待ち構えられてる所に放り込んでも、相手からしたら予想通りだろ、意外性がないんだよなー」

と同調。コータはさらに

「つーか、全体的に判断遅いよね。わざわざ自分たちで難しい状況にしてるっつーか」

と ぼんぼん厳しい言葉が飛び出します。珍しく仲良くしている父子を不思議そうに見ていたお母さん、「あんた達、ずいぶん久しぶりに仲良くサッカー観てるわね」とぽつり。なぜか照れる父子。

しかし、今日の試合はETUサポにとっては特別なんです。普段、プロサッカーは殆どの場合、スタジアムに行くか、有料チャンネルに加入するかしないとETU選手を見る事は出来ませんが、代表の試合となると話は別。地上波で、かつ全国放送。

「サッカーは代表しか知らないような人の家でも流れてるこの試合で、椿が…赤崎が…ETUの選手がプレーするかもしれないんだよー!!」
「そうだ!わかるか母ちゃん」

興奮で思わず声が大きくなる2人ですが、母ちゃんは「ふーん」とあまり興味なさげです。ま、まあそんなもんです。

一方その頃のスタジアム。後半に向けてエンジンを組み、気合いを入れ直します。控えの椿はスタメンでアシストを決めている窪田にエールを送りますが、窪田も椿にメッセージ。

「もし後半出場したら、チームに縦の意識植えつけて。頼んだからね。わはっ」

イレブンが攻めあぐねる中で、まだ動けずにいる剛田監督。白木コーチが「ウズベキスタンもじきに足が止まってくるはず。我々の時間帯も今にやってきますよ」ポジティブに声をかけます。

このチームなりのチームの歴史を重んじ、我慢して流れを手繰り寄せ、培ってきた自分たちのサッカーを披露する。そうしたタフさが今必要ではないかと白木コーチは言います。そうしないと、ここから上、A代表に入っていくのは当分先になってしまう。

この言葉を聞いて、腹を決めたような剛田さん。

「早いんだよな。20歳そこそこのこいつらが、自分達のサッカーなどと型にはまった考え方をするのが。プレッシャーにたいろいでいたのは我々の方かもしれん。こんな保守的なやり方では、オリンピックはおろかブランの所へ選手を送り込むこともできんよな」

監督、チャレンジに出るか。

ETUクラブハウスでテレビ観戦中の若手メンバー。やはり日本代表は良い調子に見えていない様子。このままだと相当余裕のある展開にならない限り、赤崎や椿の出番は難しいかもなあ。などと世良がつぶやくと、有里ちゃんは急に立ち上がり、「だったら、そんな展開になるように応援しようよ!ニッポンコールいくよー?」

とその時日本ピンチ。中央から運ばれて2対2の状況。おい、おいおい。ちょっとちょっと。おいおい!右足を振り抜かれて、ガシュッ。決められてしまったー。同点に。

剛田監督、決断の時ですぞ。ブラン監督は剛田監督に

「ミスターゴウダ、五輪世代の指導は君の管轄だ。僕は口を出すようなことはしないよ。…と、いったそばからひとつだけ言ってもいい?君たちはA代表とは違う、若者達で作られし日本代表だ。若者は、失敗する生き物。そして、未知なる可能性を秘めている。ミスターゴウダ、どうか、失敗することを恐れずに、彼らの可能性を引き出す魅力的なチームを作って欲しい」

そうメッセージを送っていました。同点に追いつかれ、剛田監督の出方も気になっているようなブラン監督。

「動くぞ、白木」

剛田監督、コーチに声をかけます。呼ばれたのは、椿!交代カード1枚目で椿登場!といったところで今週はここまで。次号表紙!

GIANT KILLING
ツジトモ (著), 綱本 将也 (企画・原案)
出版社: 講談社
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