Wii U同士での無料ビデオチャットを可能にする『Wii U Chat』に、今後のアップデートでさらなる新機能追加が予定されていることが、アプリ開発に携わったVidyo(ヴィディオ)の公式資料から幾つか明らかになりました。
「ゲーム体験は、インタラクティブビデオによってよりソーシャルな存在に」と題した資料で『Wii U Chat』について言及されたのは3点。「ゲーム周りのソーシャルネットワークに焦点」「まもなく、現在のチャットから会議へ」「まもなく、モバイルデバイスへも拡大」。
コンテンツ
ゲーム周辺のソーシャルネットワークに焦点
- 現在: フレンド間のビデオチャット
- 今後: “video-powered game experiences” ゲーム中のビデオチャットに対応?
まもなく、現在のチャットから会議へ
- 現在: ポイント・ツー・ポイント(2台のWii U間)
- 今後: 多地点会議に
まもなく、モバイルデバイスへも拡大
- 現在: Wii U同士で利用可能
- 今後: Wii Uやモバイルデバイス間でも利用可能に
Vidyoは、ビデオチャットで実績のある、ビデオ会議システム専門のアメリカのメーカーで、『Wii U Chat』にもVidyoの技術が活用されています。
「社長が訊く『Wii U』 Wii U Chat篇」で岩田社長は、着信時にいったんゲームが終了となってしまう現行バージョンについて、「いくつか技術的なハードルはありますが、ここは将来改善できるといいですね」と述べており、それが“video-powered game experiences”に相当するのかなあ。なんて考えてみたりします。
多地点接続や他モバイルデバイスとも接続が可能になるとすれば、より多彩な利用が可能になります。例えば、モンハンのオンラインで4人全員がビデオチャットに参加したり、Wii Uを自宅のビデオ電話機として利用したり。
安く導入出来る事を考えると、ビジネス用途に広がる可能性もあります。PS3のAVチャットでTV会議を実現している事例もあるようですし。
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