任天堂から「Wii U本体機能 ちょっと補足 Direct 2012.11.14 」が配信され、記録メディアについてやWii互換についてユーザーが気になっていた情報が明らかになりました。
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USB記録メディアについて
まず、ベーシックセットとプレミアムセットのストレージについて。ベーシックは8GB、プレミアムは32GBの保存領域を持ちますが、これは一般的な10進法での表示で、コンピュータの世界での2進法表記になると、ベーシックは7.45GB、プレミアムは29.8GBとなります。
さらに、フラッシュメモリー内の管理領域を除くとベーシックは7.2GB、プレミアムは29GBに。他デバイスのストレージやハードディスクをフォーマットしたときに、購入した容量よりも保存領域がぐっと減少するのはこれが理由でした。
Wii Uではインストールされる本体機能ソフト群やアカウントによって、初期状態で約4.2GBが使用され、これにより最終的に実際にユーザーが使用できる保存領域は、ベーシックが3GB、プレミアムは25GB程度とのこと。
ベーシックは『NewマリオU』についてはダウンロード版をインストール可能ですが、『Nintendo Land』は必要サイズが3.2GBと空き容量を超えてしまうため、インストール不可。このため、保存領域を拡張する外付けのHDDが必要になってきます。
さすがにベーシックの3GBともなると、体験版やDLCのことを考えたときには早々にHDDが必要になってきそうです。
USB記録メディア
同時に接続できるUSB記録メディアは1つで、電源を入れたままの抜き差しはできないそうです。Wii Uはバスパワータイプの接続は非推奨。安定動作のためには「Yケーブルタイプ」のUSBケーブルが必要。セルフパワータイプでは通常のUSBケーブルで接続可能。
動作確認済みHDDは任天堂公式サイトで順次公開されます。
なお、USBフラッシュメモリーを接続することも可能ですが、ゲームで使うには書き換え回数の制限が厳しく、任天堂としては非推奨とのこと。
ハードディスクの容量は2TBまで対応。それ以上の容量であってもWii Uは2TBと認識する仕様となっているそう。以前、任天堂アメリカのレジー社長が3TBと話していた記事が出ていましたが、最大2TBで決定しました。
なお追加の記録メディアはWii U専用に初期化されるので、PCなどでは使えなくなり、他デバイスとは共用できません。
WiiではSDカードに保存されていたゲームは別メニューで表示されていましたが、Wii Uでは、本体・USB記録メディアどちらにソフトデータが保存されていても、本体メニュー画面上にアイコンが表示されるようになっています。
将来的には複数の記録メディアを接続して移動やコピーを出来るようになる予定。
SDカードは、PCデータのやりとりやWii関連のデータで使用し、Wii Uソフトの保存領域としては使えません。
Wiiとの互換性
互換性により、Wii UでもWii関連ソフトをプレイできますが、本体をWiiとして認識させる仕様のため、Wii U GamePad単体でWiiソフトを楽しむことはできないとのこと。
岩田社長から「残念ながらご期待にはお応えできません」とコメントがありました。ニュアンスからして今後対応予定も無さそう。
ただバーチャルコンソールはWii U用のバーチャルコンソールも発売される予定で、こちらはGamePad単体でプレイできるようになる予定ということです。
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