ドワンゴ傘下のゲーム会社、チュンソフトとスパイクが4月1日付で合併し「株式会社スパイク・チュンソフト」となることが発表されました。チュンソフトを存続会社としてスパイクが吸収合併されます。
チュンソフトは、古くは「ドラクエ」シリーズの開発に携わっていた老舗の開発会社で、『風来のシレン』や『ポケモン不思議のダンジョン』等の「不思議のダンジョン」シリーズや『弟切草』『428』に代表されるサウンドノベルシリーズが有名です。この2シリーズに関しては、ジャンルを確立させたほどの功績を残していますが、頼りすぎたツケか最近ではそれらもセールスは今ひとつ。評価も作品によってかなり差があります。チュンソフトの最新タイトルは3DS/PS Vita向けソフト『極限脱出ADV 善人シボウデス』。
スパイクは『侍道』シリーズやバンナムの『ドラゴンボール』シリーズといった外部タイトルの開発、海外タイトルのローカライズなどを行ってきました。アクション系の得意な佳作の多いメーカーイメージがあります。最新タイトルはPSP向けの『CONCEPTION 俺の子供を産んでくれ!』(なんだこのタイトル…)。
ドワンゴのリリースによると両社の合併理由は「ゲーム事業の効率化を図るため」と説明されています。チュンソフトとスパイクは共同で親会社「ゲームズアリーナ」を設立したり、チュンソフトの作品をスパイクが販売するなど既に連携は見られましたが、合併によって魅力的なタイトルが生まれるでしょうか。国内ゲーム会社のM&Aは、ユーザー側からするとあまり成功例が無いような印象がありますが。
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