サービスバナーがフライング表示されたことをきっかけに、Amazonが日本でも電子書籍読み放題サービス「Kindle Unlimited」の準備を進めていると報じられていますが、朝日新聞によると、Amazon.co.jp に電子書籍を提供している複数の出版社が、このサービスに同意したことを認めたということです。
朝日新聞の取材に対してアマゾンジャパンは「コメントできない」としているものの、同社の関係者は「準備は進めている」とサービスがあることを明かしているとのこと。
また表示されてしまったサービスバナーによれば、月額980円で5万5000冊以上のタイトルと、数千のオーディオブックを自由に利用できます。30日の無料トライアル付き。
また消えるかもしれないから一応スクリーショット撮っておいた。まだPC版の画面だけのようだ。 pic.twitter.com/eeXJOWBYg1
— 電子書籍はKoboでいいのだ。 (@kobo_iinoda) 2016年6月25日
いよいよ国内のアマゾンでも読み放題サービスが始まりそうな気配。ただその内容は、漫画の場合は1巻のみだったり、文芸書は発売から2〜3年たった作品が中心になりそうだということで、開始当初はそこそこのボリューム。紙の本の販売減少をさらに加速させかねないサービス、しかも最大手アマゾンが行う本命への本格参入は各出版社二の足を踏んでいる様子。
漫画の場合は各シリーズの第1巻のみとした出版社が多く、提供を見合わせるとする社もある。文芸書は、刊行後2~3年たった作品を中心に提供する社が多いとみられる。
読み放題サービスを提供している電子書籍ストアはすでにいくつかありますが、アマゾンが動くことで勢力図やサービス内容も変わってきそうです。