コナミの4-6月は増収減益、W杯効果で『ウイイレ』好調


 

コナミホールディングスが7月31日に発表した2019年3月期の第1四半期決算は、売上高が5%増の585億円となった一方で、営業利益は3%減の118億円、純利益も3%減の83億円の増収減益となりました。

家庭用ゲームを含むデジタルエンタテインメント事業の売上高は4%増の301億円。セグメント利益は13%減の91億円でした。減益要因は、ユーザー数の拡大に向けたプロモーション施策や研究開発等の先行投資によるもの。

W杯開催により、モバイルゲームの『ウイニングイレブン2018』や家庭用ゲーム機向け『ウイニングイレブン2018』の「myClub」モードが好調に推移。また中国市場向けに『ウイニングイレブン2018(中国名称:実況足球)』と『ウイニングイレブン カードコレクション(中国名称:実況:王者集結)』を、現地企業との協業でリリースしました。

その他モバイルゲームは「実況パワフルプロ野球」「プロ野球スピリッツA(エース)」が国内市場を牽引し、グローバルでは『遊戯王 デュエルリンクス』などが堅調に推移しました。その他家庭用ゲームでは『実況パワフルプロ野球2018』や『スーパーボンバーマン R』が発売されています。

その他事業の収益は、アミューズメント事業の売上高が43%増の66億円、セグメント利益も16%増の19億円と好調でした。『麻雀格闘倶楽部』が引き続き堅調な可動となったほか、多彩なミニゲームを搭載した対戦型ビデオゲーム「ビシバシCHANNEL」が稼働を開始。メダルゲームでは全国のプレーヤーが1つの抽選機を共有してジャックポット獲得を競う『ツナガロッタ』シリーズの最新作『ツナガロッタ アニマと虹色の秘境』が稼働を開始しています。またタイに設立した現地法人が、この年度より本格的に営業を開始しています。

スロット機器を含むゲーミング&システム事業の売上高は2%減の64億円、セグメント利益は8%増の9億円でした。健康サービス事業の売上高は2%減の158億円、セグメント利益は67%増の10億円でした。

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