コナミホールディングスが11日に発表した2017年3月期決算は、売上高が前の期と比べて8%減少して2299億円となったものの、営業利益は47%増の364億円、税引前利益が50%増の355億円、純利益が147%増の260億円の減収増益となりました。利益率の高いモバイルゲームが引き続き好調に推移しています。
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コナミHD 2017年3月期 決算
売上高:2299億2200万円(前期比▲8.0%)
営業利益:363億5900万円(+47.3%)
税引前利益:355億3100万円(+49.5%)
当期利益:259億5100万円(+146.8%)
セグメント別の売上高 / 損益
- デジタルエンタテインメント:1055億7300万円(▲8.2%) / 337億5900万円(+13.1%)
- 健康サービス:686億4800万円(▲3.7%) / 42億2400万円(+57.1%)
- ゲーミング&システム事業:312億5100万円(▲8.8%) / 48億4900万円(▲13.0%)
- アミューズメント:253億4200万円(▲14.9%) / 52億3900万円(+11.4%)
地域別の売上高
- 日本:1724億4800万円(+27.3%)
- 米国:404億4500万円(▲24.0%)
- 欧州:102億5700万円(▲49.8%)
- アジア・オセアニア:67億7200万円(▲18.5%)
日本市場は拡大したものの、海外向けは減収。全体では、利益率の高いモバイルゲームが好調だったことやコスト削減効果などで増益となりました。
デジタルエンタテインメント
家庭用ゲームを含む主力のデジタルエンタテインメント事業は売上高1056億円、セグメント利益338億円。利益率の高いモバイルゲームが好調に推移して構成比率が高まったことから、減収増益となりました。
モバイル
モバイルゲーム分野において、第4四半期に『遊戯王 デュエルリンクス』を約150の国と地域で配信開始し、好調に推移しているほか(4月時点で4000万DLを突破)、国内市場向けの『実況パワフルプロ野球』『プロ野球スピリッツA(エース)』をはじめとする各タイトルも好調でした。
グローバル市場向けタイトルの『ウイニングイレブン クラブマネージャー (海外名:PES CLUB MANAGER)』や『StarWars: Force Collection(スター・ウォーズ フォース コレクション)』も堅調な推移を見せています。
家庭用ゲーム
家庭用ゲーム分野では『実況パワフルプロ野球2016』や『ウイニングイレブン 2017(海外名: PES 2017 -Pro Evolution Soccer-)』が堅調な動きを見せました。3月に発売した Nintendo Switch 用ソフト『スーパーボンバーマン R (海外名: Super Bomberman R)』は3月末までに50万本を超えるスマッシュヒットを記録しています。
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