アマゾンジャパンが、出版取次を介さない出版社との直接取引を拡大し、全国の消費者へ発売当日に届ける直接集配サービスを秋までに開始すると報じられています。出版社としては、取次を経由していた分の手数料負担が軽くなり、消費者側は、発売日発送や在庫切れへの迅速な対応などのメリットがあるということです。

これまでは、直接取引するにしても、出版社がアマゾンの物流センターに納品する必要があり、小規模の出版社は対応が難しい面もあったそうです。これが新しい仕組みになると、アマゾンが出版各社の集荷に回るように変わり、新設する納品センターに集約。そこから全国のEC用倉庫へ送り、消費者のもとへ届くようになるとのこと。

これにより、Amazon.co.jp に欲しい本の在庫が無かったときの注文でも、再入荷までの納期がこれまでより短く、1〜2日程度になることが期待されています。

ボトルネックになりそうなのが、現在も問題になっている宅配の部分です。アマゾンの貨物の多くを引き受けているのはヤマト運輸ですが、最大手のアマゾンを含む通信販売市場の拡大によってヤマトは人手不足が深刻化し、現在料金やサービス内容の見直しを進めています。

消費者としては、より便利に利用できるというのはありがたい話ですが、便利さに甘えっぱなしでいると今回ヤマトが悲鳴を上げたように、どこかにシワ寄せがきてしまう。両社の契約がうまくまとまるのか、新サービスが無事始まるのか動向を見守りたいところです。

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