DAZN、Jリーグ開幕節の配信トラブルでお詫び。対象者には「2週間の無料期間」提供など


 

Jリーグなどスポーツ映像配信グサービス「DAZN」を提供するパフォーム・グループは2日、2月25・26日のJリーグ開幕節において視聴ができなくなった配信トラブルについて謝罪し、経緯の説明と今後の対応を発表しました。

ユーザーへの補償として、「25日から26日にログインを試みた、コンテンツ視聴操作を行なった全ユーザー」を対象に、2週間の無料期間が提供されます。「DAZN for docomo」加入者はNTTドコモからdポイントが500ポイント進呈。対象となるユーザーにはメールで連絡するとのこと。

DAZN、Jリーグ開幕節の配信トラブルを謝罪、原因は解明しており対策済み

2017年からJリーグを独占配信する「DAZN」ですが、開幕戦から試合が途中で止まり、スムーズな視聴が困難になるなどのトラブルが発生。翌26日は「ガンバ大阪 vs. ヴァンフォーレ甲府」「愛媛FC vs. ツエーゲン金沢」などが視聴できない状態が続きました。

原因は「見逃し配信」開始の際のシステム不具合

発表によると、配信トラブルの影響を受けたユーザーは、25日はピークで17%、26日は25%でした。

DAZN側は、今回のトラブルが複数試合を同時配信するアクセス集中によるものではないことを強調。

26日の件については、ライブ配信終了後に「見逃し配信」を自動的に起動するコンテンツ制作ツールが複数試合の処理を同時に開始した際に、システムの一部に不具合があり、その結果、データベースの破損やエンコーディングプラットフォーム障害を起こしたとしています。

対策

現在、エンコーディングプラットフォームは正常化しており、「全てのデータベースを再構築、以降は正常に稼働していることを確認」「コンテンツ制作ツールが同時に起動しないよう制御するプログラムを構築」したということです。

また独立したエンコーディングプラットフォームを新たに構築し、既存のシステムに依存せずDAZNに配信できるバックアップを構築。

正常化されたエンコーディングプラットフォームでの稼働検証を継続的に実施しているほか、3月3日には、改善されたシステムを用いて、週末に試合が予定されるJ1・J2の12スタジアムから、ライブ環境制作下でのテストを実施予定。

対象ユーザーには「無料期間2週間」、for docomo 加入者にはdポイント付与

影響を受けたユーザーに対する補償として「2週間の無料期間」が提供。無料期間中の場合は2週間の延長、有料会員の場合は利用期間が2週間延長され、次回の支払日が現在設定されている日から2週間後となります。

「DAZN for docomo」を契約している場合、NTTドコモからdポイント500ポイントが付与されます。

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